ウルトラセブン:第29話 ひとりぼっちの地球人(写真をクリック拡大)
このページ左上:安藤達己オリジナルソングの下に2曲“Seventeen”・“セブンティーン”追加!全10曲・YOU TUBE にアップロード。エキゾチックでトロピカルな映像と音楽を楽しんで下さい
日曜のガランとした京南大学構内を歩く女子生徒、”さなえ”は室内から聞こえたもの音にドアーを開けると得体の知れない怪物を見た。地球を回る人工衛星の中に京南大学、丹羽博士が中心となって開発した科学観測衛星が仲間入りした。ソガは婚約者、”さなえ”が通う大学が雑誌にも取り上げられ嬉しくて仕方がない。有頂天のソガをからかう、アンヌ。だがウルトラ警備隊はこの衛星がプロテ星と交信している事実を掴み、丹羽博士に疑いを持ち始めていた。
案の定、丹羽博士は偽者に入れ替わっていた。しかもこの衛星は地球の科学力を遥かに超えた機能を備えている。宇宙人の侵略を疑うマナベ、キリヤマ!司令を受けポインター号で京南大学に乗りつけたダン、ソガは博士の助手をしている一宮に”さなえ”の協力で会い、真相を確かめようとしたがーー何と!一宮は博士が宇宙人であることを承知の上で師事していると言うのだ!”さなえ”の車を追って来たダンのポインター号を見ると、一宮は慌てて逃げ去った。アンヌの出動を要請するダン。(このエピソードも、かなり以前から地球に侵入していた宇宙人が、いよいよ本格的な侵略を始めようとするところから始まる。ここ数回、脚本家は違っていたが、似た様な設定の作品が多いかな?と、思えたのだがーー)
丹羽博士と対決したソガは催眠銃を発射するが、博士は平然と受け止め、指先から光線を発射。ソガを一宮が開発した伝送移動装置で科学衛星へ運び地球防衛軍の機密を探り出していた。ソガとの連絡を絶たれた警備隊はホーク2号で科学衛星を目指し、ダンは博士の研究室に急いでいた。伝送装置で研究室に戻った博士は一宮に会い、一宮は博士と共にプロテ星へ行けるものと信じていたが、科学衛星の真の目的は地球防衛軍の基地を記録するスパイ衛星だった。しかも博士の要請を受け、プロテ星の宇宙船が衛星の回収に向っていた。
博士の陰謀を止めようとする一宮。博士はプロテ星人の本性を現した。一宮を弾き飛ばし、更に攻撃をしようとした時、ダンが到着。室内の”ただならぬ”物音に扉を光線銃で破壊。プロテ星人を押さえ込もうとするが相手が宇宙人では、太刀打ち出来ない。相手との距離が取れた瞬間。ダンは腕を交叉して机の陰に、--飛び上がった時にはセブンが誕生していた。
人気の無い大学キャンパス。何故か?稲妻が光ると対決しているセブンとプロテ星人が居た。セブンが攻撃しようとすれば姿を消し、幻惑する。ここで、セブンが透視して闇の中に星人を見付け出した。すかさずウルトラビームを発射するが、光線は突き抜けただけ。姿を消すプロテ星人。今度は空間に何体も出現した。アイスラッガーで切り落とされた首も平然と動き続ける。セブンは徐々に窮地に追い込まれていく。
科学衛星に向っていたホーク2号はプロテ星から衛星を回収に来た宇宙船を発見するが、攻撃出来る距離まで近付けそうにない。大学構内で対決を続けるセブンと星人。お互いに光線で攻撃するが巧みな防御で、流石のセブンも相手を倒せない!突然、プロテ星人は姿を消し、赤い液体になって研究室に戻ると丹羽博士の姿になり、”いつまでも私の抜け殻と戦っていればいい”とうそぶき、伝送移動装置で科学衛星に戻ろうとした時、一宮が博士に抱き付いた。この装置は一人ずつしか伝送出来ないのだ。機械は火花を散らし2人の姿が消え、同時にセブンと戦っていたプロテ星人も光線を発しながら消滅していった。
科学衛星を取り戻しに炎となって宇宙に飛び出すセブン。プロテ星宇宙船に追い付くと、ホーク2号のキリヤマ・フルハシ・アマギの見てる前で衛星を回収。Uターンすると宇宙船もセブンを追ってホーク2号の射程圏内へ。すかさずミサイルを発射。宇宙船は爆発して、地球の危機は救われた。大学の屋上ではダンとソガが一宮を思い、”さなえ”が廊下を歩いていると、あの音がーー今度はどうやら、春風に吹かれたカーテンの音だったようだ。(今回はセブンの透視。変身。宇宙に飛び出す炎とこれまでにないカットが盛り沢山。セブン対プロテ星人の戦いは専ら光線攻撃。一体何種類の光線が使われたのだろう?円谷育ちの監督らしさは存分に発揮されていた。ラストは市川脚本らしい叙情的なものになっていたがーーそれにしてもセブンに変身してからが長かったことーーこれって私だけの”感想”だったのかなぁ)
(映像の著作権は円谷プロに所属します。)