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ウルトラセブン:第26話 超兵器R1号(写真をクリック拡大)

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R1・発射.jpg惑星攻撃用超兵器・R1号が、セガワ、マエノ両博士を中心とした開発班によって完成した。この威力を試すため、選ばれた惑星はギエロン星。R1号を装着したロケットは命中。ギエロン星は爆発。宇宙空間から消滅した。(ウルトラセブンが制作された昭和42・43年は米ソ冷戦時代、お互いに核武装を競っていた。スパイ合戦も過熱、上空から機密を探られるのを嫌い、領空侵犯する飛行物体は容赦なく撃墜された。航空路を外れて犠牲になった民間機さえある。そんな時代背景がウルトラセブンのエピソードにも影響を与え、他の衛星に発射した観測ロケットが原因で、地球が侵略される話もあった。今回は防衛軍が開発した超兵器をギエロン星で実験、その威力を誇示して地球侵略を狙う者の抑止力にしようと、まるで冷戦の構図を宇宙に広げた様な作品になっていた。このテーマは子供番組と言うより大人向きだったが、こうした作品が放映されたのもウルトラセブンがウルトラセブンたる”ゆえん”だったに違いない。)
R1命中.jpg作戦室でも宇宙埃を観測。R1号の実験は成功した。これに気を良くしたセガワ、マエノ博士は更に強力なR2号の開発計画を発表。ダン以外の隊員も超兵器による抑止力に自信を深めた時、宇宙観測艇8号がギエロン星からの飛行物体を発見、攻撃を受けていると報告するや通信が途絶えた。マエノ博士はギエロン星に生物は居ない筈だと主張するが、キリヤマ隊長はホーク1号でパトロールに出ていたダンに調査を命じた。地球にギ.jpg宇宙空間を飛ぶホーク1号は地球に向かって飛ぶギエロン獣を発見。直ちにロケット砲で攻撃するが、何の効果もなかった。その時、ギエロン獣の正面から飛来する隕石。見詰めるダン。獣は隕石と正面衝突。隕石を砕くと飛行を続け地球に到着。作戦室ではホーク3号にミサイルを搭載。ソガ、アマギが出撃。ギエロン獣を攻撃。獣はあっけなく爆発、粉々になった。セガワ博士はこうした事が起こるからこそ、更に強力な兵器が必要だと主張するが、キリヤマもダンもR1号の爆発にも耐えたギエロン獣が、こうも簡単に消滅するとは考えられなかった。
ギ・ターミネイター.jpgその夜。バラバラになったギエロン獣の残骸から液体が流れ出すと、一ヶ所に集まり、廃墟の向こうにギエロン獣が再生された。(まるでターミネーター2を見るような不気味さがあった)獣は東京に向かって動き始め、警備隊はホーク1・3号にミサイルを搭載、出撃して猛攻を加えるが、獣はR1号の爆発から吸収した放射能を噴き出し始めた。風に乗って東京に降り注ぐ放射能。キリヤマは参謀に”避難命令”を出す様に要請。一刻も早く獣を倒さなければ東京が、いや日本が危ない。(まるで今年の福島原発事故を連想させるようなシーンだった)セガワはこの危機を救うのは更に強力なR2号しかないと助言するがーー
獣を攻撃していたホーク1号は獣が発射してくる光線で機体を損傷、不時着。ギエロン獣は放射能を吐き出しながら機を脱出したダン、キリヤマ、フルハシに迫ってくる。風上を目指して走るキリヤマ、フルハシ。逃げ遅れたダンは獣に向かって突進、変身した。ギ・アイスラッガーはねる.jpg放射能を吐きながら対峙するギエロン獣とセブン。必殺の武器アイスラッガーで攻撃するセブン。しかし、この獣は攻撃を弾き返し、両手の間から繰り出される光線で反撃。セブンの右腕に命中。セブンは傷ついた。離れていては、セブンに勝ち目はない。アイスラッガー・ナイフ.jpgギエロン獣の右腕にしがみ付くセブン。渾身の力で、獣の右腕が引き抜き、この腕を獣に投げ付け、倒れた獣の上に覆いかぶさるセブン。アイスラッガーをナイフの様に使って、急所を一突き。流石のギエロン獣も命を絶たれた。
セブンの活躍で危機を脱出した東京。作戦室では超兵器の爆発がギエロン獣を生んでしまったのではないか、と疑問を投げ掛けるマエノ博士。兵器に頼る地球防衛の危険性を知った参謀と隊長。R2・中止.jpg傷ついたダンを見舞うマエノ博士と参謀。より強力な兵器に頼って地球を防衛しようとする計画は、軍拡競争に走るだけだと心配するダンに二人は、超兵器開発を中止するよう説得する事を約束。ダンにも晴々とした笑顔が戻った。(このエピソード、アンヌの医務室に無心で円筒を回すシマリスを置き、ダンには軍拡競争は”血を吐きながら続ける悲しいマラソン”だと言わせ、核開発競争に走った冷戦時代を痛烈に批判していた)
   (映像の著作権は円谷プロに所属します。)

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コメント

この回は、殆どロケが無い1本ですが
2クール後~~ドラマが大人的な方向に、更にシフトした感じがします。

特撮の演出が濃い作品で、舞う羽や、黄色い返り血を
あびるセブンは・・・今、見ても悲しい描写ですね。

脚本の若槻さんは、ウルトラマン「怪獣殿下」もですが
人間の「傲り」みたいなのを、描く印象があります。

Qちゃん:大人向けでしたね。今、見ると当事の時代背景が分からないと、作品の意図が見えない。
確かに”月世界の戦慄”ほどではないけど、特撮とセット撮影が多いですね!両作品とも鈴木監督かなぁ?

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