ダヴァオ紀行:その83 ファミレス・ペノング(写真をクリック拡大)
このページ左上:安藤達己オリジナルソングの下に2曲“Seventeen”・“セブンティーン”追加!全10曲・YOU TUBE にアップロード。エキゾチックでトロピカルな映像と音楽を楽しんで下さい
ペノングはダウンタウンの一等地にある。庶民に人気のピープルズパークから近く。夕方になれば溢れるほどの客で”にぎ合う”。これだけ人気がある店だから支店もあるようだが、私が行くのはホテルから近いこのお店。店の造りはエスニック調で,屋根はあるが入り口のドアーも側面の窓もない。表には最近見掛けなくなったガードマンが自動小銃を持って警戒に当たっていた。この”物々しさ”が珍しかったので写真を撮らせて欲しいと頼んだが、返事がハッキリしない。駄目とも言ってない様子だったから、既に席を確保しているガイドを呼び、通訳して貰うと快くOKを出してくれた。
人気の料理は地鶏のバーベキューとシーフードだが、私の”お気に入り”はグリーンマンゴーだ。大抵のレストランでは、”漬け物代わり”と言うか、ビールの”つまみ”にこれがある。だが、ペノングのグリーンマンゴーは軽く”塩揉み”してあって、なんとも美味しい。これに付けるバグオン(漁醤の一種、アミが原料)も他の店とは違っていて、私にはピッタリ。席に着けば、まずこれとビールを頼み、後の注文はガイドに任せるが、地鶏のバーベキューも私の大好物。ここはタレじゃなく専ら塩味だ。勿論、スープなしでは”お米”が食べづらいから、これも欠かせない。シーフードで美味しいのはイカ焼きだが、今回はキニラオと呼ばれるマグロの刺身を注文してあった。マグロと言ってもメジマグロの小さいヤツで、身は淡いピンク。日本のマグロのように脂の乗ったものじゃない!これをキャベツと玉ねぎの千切りの上にサイの目に切って乗せてある。味付けは酢かレモンが掛かっているだけ。ピリ辛の醤油を付けて食べるのだが、サッパリし過ぎてるし、”生もの”は遠慮するにかぎる。下痢が恐いからね(笑)。
店内は常に大混雑。それもその筈、オカズ3品に飲み物を注文しても、お一人200-ペソ程度。これで料理が美味しいとなれば、人気が出るのは当たり前か!その上、凄いサービスがある。”ご飯”のお代わりが無料だ。なにせ、うら若き私のガイド達も一人前のご飯で足りた事はない!まして”ライスイーター”だと自称する庶民に取ってお代わり自由は最高のサービスなのだろう。満席の間を”オヒツ”を担いでボーイが歩き回り、手を挙げれば、すぐにやって来てコーヒーカップのような入れ物からバナナの葉で出来た皿に、ご飯を乗せてくれる。
グリーンマンゴーも地鶏のバーベキューも食べたし、満腹になった上にホロ酔い気分。広い店内はまだ満席。長居は無用と、お金を払い、席を立って外に出ると、2組の子供が寄ってきた。手にはサンパギータ(ジャスミンの一種でフィリピンの国花)のレイ。ポケットからコインを出し、ガイドに渡すと2連のレイを買った。手に持っただけで甘い香りがする。
ホテルも近いことだし、歩いても10分と掛からない。今夜は柄にもなく、枕元にサンパギータのレイを吊るして、良い夢でも見るとするかーー
エッ!ヘビが飛ぶってかい?イーグルセンターの園内を巡っていても草むらの中にあるケージ近くに行こうとすると、職員が”毒ヘビ”に気をつけろ!と注意する。7・8年前に1匹のフィリピンワシが死んだ。病気の兆候はなかったし、死体から傷跡らしい痕跡も見付からなかった。結局、原因は毒蛇に噛まれたのだろう、と言う事になった。野生のワシはヘビを食べているのにーーその後フィリピンワシのケージにはヘビが入れないように下の方はブロックと細かい目の金網が使われている。
水田地帯に行ったときアゼ道を歩いていると、たんぼで作業していた人が”毒ヘビ”に気を付けろ!と教えてくれた。どうやらダヴァオ附近はヘビが多いようだ。ガイドの説によるとコブラも居るのだ、とかーー
普通の家庭に遊びに行った時のことだ。何故か毒ヘビの話題になった。”アンド、アポ山の近くには、飛んで来る白ヘビがいるんだよ!”と言う。これが猛毒を持っていて、毎年、死人が出るそうな。”ふ~ん?どうやって飛ぶの?”。胴体の両側にバッタの様な羽があって、サァ~と飛んで来て皮膚を”かすめて”行くんだってさ。思わず”見た事あるの?”と聞くと”私は見てないけど、本当だよねぇ”と周りの人に同意を求めた。”アンド、それ本当だよ”と、全員が言う。見た人は居なかったが、多勢に無勢。私一人が”馬鹿バカしい”とも言えず。”空飛ぶ白い毒ヘビ”は存在する、様な雰囲気になった。完(笑)