ウルトラセブン:第13話 V3から来た男(写真をクリック拡大)
このページ左上:安藤達己オリジナルソングの下に何と!8曲、YOU TUBE にアップロード。エキゾチックでトロピカルな映像と音楽を楽しんで下さい。
謎の宇宙船が進入して来た。宇宙スティションV3から発進するスティションホーク。空中戦になるが、宇宙船の攻撃で次々に撃墜され、倉田隊長(南廣)の操縦する一機だけが宇宙船を追って地球の領空にやって来た。パトロールに出ていたフルハシ、アマギのホーク1号がスティションホークを発見、交信を試みるが無線機を壊された倉田とは連絡が取れず、接近してお互いを確認。(特撮班が撮った2機の平行飛行映像と本編がセットを使って撮った挨拶を交わす方向が反対になっていたが、別々の班が撮るからこうした小さなミスが時々起こる。時間に追われてたり、予算の問題でリテイクも難しい。テレビ映画の宿命と言えば、それまでだがーー)
2機は平行飛行に入るが、燃料切れで秩父山中に着陸していた宇宙船から攻撃をうけホーク1号は不時着。スティションホークも炎上して墜落。倉田は落下傘で脱出。ウルトラ警備隊本部に到着した。(脚本は怪獣ブースカでデビューした市川森一。”着ぐるみ劇”の後、これがウルトラセブンの第一作目となった。客演の倉田(南廣)とキリヤマ隊長の”友情と指揮官の使命”をテーマに、ドラマ部分に重点を置いた作品だった。戦いもセブン対アイロス星人より、宇宙船対ホーク1・3号とスティションホークの空中戦が中心になっていた。)その頃、宇宙船に閉じ込められたフルハシとアマギはアイロス星人に肉体を乗っ取られ、宇宙船用燃料を奪うためウルトラ警備隊に戻ってきた。
作戦室に入ってきたダンは二人から異様な雰囲気を感じ、後を付けると燃料室に入り固形燃料を盗み出そうとしていた。ダンに気付き光線銃で狙うフルハシとアマギ。ダンも光線銃で応戦すると撃たれた二人は影の様になり、消えていった。キリヤマ隊長は宇宙船内に捕らわれているフルハシ、アマギを助けるため燃料を与えることを決断。ただ一人、ホーク3号で出発した。(作戦室内で倉田とキリヤマが人命優先か?宇宙船破壊が優先か?で激論となる。このシーンが今回のテーマになっていた)倉田はキリヤマを助けたいが、ホーク1号を発進させるには発射台から乗り込まなければならない!エレベーターの中で倉田の”意”を察したマナベ参謀が発射台に入るカギを渡した。その頃、ダンとソガも宇宙船が着陸した秩父に向けポインター号を走らせていた。
宇宙船からの指示に従い燃料を投下するキリヤマ。ロボットアームが伸び、燃料を宇宙船に取り込むと、”フルハシ、アマギを開放するから着陸せよ!”と伝えてきた。着陸態勢に入るホーク3号。突然、宇宙船から砲撃を受けた。かろうじて”攻撃をかわす”ホーク3号。そこへ倉田が操縦するホーク1号が合流。編隊を組んで宇宙船に攻撃を仕掛けた。宇宙船から飛び立つ小型円盤。これを追うホーク1・3号。ポインター号で到着したダン、ソガも地上から宇宙船に向けて銃を発射したが反撃に合い、ソガが負傷。ホーク1・3号の攻撃を逃れた小型円盤を収納して飛び立とうとする宇宙船。ダンは走りながら変身。
船内に閉じ込められていたフルハシ、アマギを助け出した。(ここでセブンが短いセリフだが二人に話しかける。滅多にないシーンだった。)宇宙船が飛び立った後には巨大化したアイロス星人が姿を現した。脱出したフルハシ、アマギはソガと合流。アイロス星人に向って光線銃を発射すると、三人に向って攻撃を始めるアイロス星人。アイロス星人に空から飛び掛るセブン。空中では逃げる宇宙船を追ってホーク1・3号が追跡。
アイロス星人と戦うセブンは強烈な締め付けに苦しみ、必死に逃れると、今度は球形の火炎を口から発射してきた。セブンは岩陰に身を潜めて火炎攻撃を避け、ウルトラビームで反撃。だがアイロスは羽でビームを弾き返し、セブンがアイスラッガーを投げれば、今度は体を回転させて防御。セブンは、ついに究極のワイドショット(右手を直角に曲げ、肘から手までを使い光線を発射。)を発射。アイロス星人を爆破した。セブンが見上げた空中で、ホーク1・3号が見事な連携を見せ宇宙船を撃墜。基地に向うキリヤマと倉田は会心の微笑を交わした。
ホーク2号でV3に帰る倉田。作戦室で交信するキリヤマ。お互い又会える日を誓い。ホーク2号はV3を目指して星空に消えていった。(今回のエピソードはキリヤマと倉田の友情を中心に、戦いは専ら空中戦。操演は大変だったろう。それにしてもこの脚本、やがて特撮を卒業して本格的なドラマを書くようになる市川氏の将来を暗示しているような作品だった)
(映像の著作権は円谷プロに所属します。)