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2011年03月27日

ウルトラセブン:第12話 遊星より愛をこめて(写真をクリック拡大)

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このページ左上:安藤達己オリジナルソングの下に何と!8曲、YOU TUBE にアップロード。エキゾチックでトロピカルな映像と音楽を楽しんで下さい。

スペル目・光線.jpgファンならご存知のように、このエピソードは欠番になっている。初回、放映された時には何の問題も起きなかった。当たり前と言えば、当たり前だがテレビ放映にあたってはテレビコードがある。この作品にはコードに触れるようなセリフも映像もない。昭和45年に発刊された少年雑誌が、”スペル星人”を外見から”ひばくせいじん”と表現し、原爆の後遺症に苦しんでいる人の怒りをかったのが、欠番にせざるを得なかった原因のようだ。だが、この作品に異議を唱えた人達は、本編を視聴した上で放映禁止を要求したのだろうか?(話の展開上、スペル星人のデザインは原爆症を連想させるものになったが、少しひねって考えれば、全く違った形があったかも知れない?)脚本は佐々木守。監督、実相寺昭雄。定評あるコンビの作品だっただけに”いわれなき”欠番が残念で仕方が無い!本来、評価は視聴者が決めるべきもので、その権利を奪ってしまった”欠番”には怒りが込み上げてくる。今は、故人となってしまったご両人に、心よりの哀悼を捧げる。
ゆ・櫻井アップ.jpg物語は宇宙空間で星が爆発するところから始まった。ホーク2号でパトロールに出ていたダン、アマギは放射能の変化に気付いていたが、隊長以下、特に気に掛ける者はいなかった。それ以後、健康な若い女性が突然倒れ、症状は極度の白血球減少によるもので”原爆症”に似ていた。しかも、被害者は全員、地球上にない金属で出来た腕時計をはめ、中から白血球を凝縮した結晶が見付かった。その頃、休暇中のアンヌ隊員は高校時代の友人、”さなえ”の家を訪ね、腕に恋人からプレゼントされた変わった腕時計が光っているのに気付いていた。(さなえ役はウルトラマンでフジ・アキコ役の桜井浩子。ファンに取っては、人気ヒロインの競演だったがー)
ゆ・作戦室.jpg科学班から地球上に存在しないイベリュームから出来た腕時計で中から白血球の結晶が検出された、と言う報告を受けたウルトラ警備隊はこの謎について話し合っていた。そこへアンヌ隊員が戻り腕時計を見るや、”さなえ”も同じものをしていたと報告。(松竹ヌーベルバーグと呼ばれ、その旗手であった大島渚。ここへ所属していた佐々木守脚本のこのエピソード、同時に撮影されていた”狙われた街”よりも実相寺的作品に仕上がっていた。ロケではレフを使わず、自然光で。テレビ画面は小さいからアップかバストの撮影が主流だった流れに一線を画し、望遠レンズのロングが多く、それも殆ど”なめ”のショット。”さなえ”と恋人、佐竹のシーンにはクラシック調のBGMをかなりの音量でかぶせた。セット内では一転ワイドレンズを使って大きく”なめる”カットを多用、しかも人物はシルエットに近い。だから、普通に言う”アップ”は殆ど無い。こうして出来上がった作品は、もし欠番扱いでなく多くの人が見られたら、どう評価されたのだろう?)
ゆ・店内.jpgさなえと佐竹(スペル星人)のデートに同席させて貰ったアンヌは腕時計をどこで手に入れたのか訊ねるが、曖昧な返事しか返ってなかった。そこに電話が入り、”さなえ”の弟が入院したとの連絡だった。病院に駆けつける三人。弟の腕にもあの腕時計が、作戦室に連絡を入れるアンヌ。応援に来たダンと合流。”さなえ”と佐竹が公園で散歩するのを見張っていた。逆光・ダン・アンヌ.jpgさりげなく腕時計を取り替える佐竹。”さなえ”と別れて、歩き出す佐竹を追うダンとアンヌ。佐竹は奇妙な建物の中に入り、仲間と集めてきた腕時計から血液の結晶を取り出し、自分達が地球人の血液で生き延びられることを確認していた。ス・本部.jpgその血液の中で一際、純度の高いものは”さなえ”の弟が一日使っていた腕時計からのものだった。より純度の高い子供の血液を集めようと新聞と共にチラシを配ったが、この陰謀に気付いたダンとフルハシは”奇妙な建物”の前で、集まって来た子供をくい止めようとしていた。その時、建物を突き破って姿を現すスペル星人。ダンからの連絡で飛び立つホーク1号。スペル星人の合図で現われる円盤。空中を飛ぶスペル星人。その目から強烈な光線がーーー煙を吐きながら不時着するホーク1号。ソガとアンヌが”さなえ”の家にポインターで乗り付けると、弟は佐竹に連れられ奥多摩に向っていた。アンヌはホーク1号を修理中の隊長に連絡。”さなえ”を乗せると奥多摩へ。林の中で佐竹と弟を見付けたソガは”さなえ”が止めるのを振り切って佐竹を銃撃。弟を助けたが佐竹はスペル星人の本性を現した。
夕日・セブン・スペル.jpg愕然とする”さなえ”。修理を終えて飛び立ったホーク1号はダンが操縦するホーク3号と合流。1号は円盤と交戦。3号はスペル星人を攻撃するが強烈な光線を受けて飛行不能に。墜落して行く3号の機内で、ウルトラセブンに変身するとスペル星人と対決。夕日の中でアイスラッガーを一閃。真っ赤な太陽を背景にスペル星人は真っ二つに切り裂かれた。(セブン対スペル星人の対決は夕日をバックにストップモーションを多用。メトロン星人との決闘を連想させた。このエピソードは”狙われた街”と、同時クランクインで予算の問題があったにせよ、戦い方を変える方法がなかったのだろうか?)ゆ・ラストカット.jpgエピローグも夕日と印象的な音楽を使い腕時計を棄てた”さなえ”が、これは悪夢じゃなく現実で、いつか宇宙人も他の星の人も信じ合える日が来る。と呟く。ダンは”そんな日は遠くない。だってM78星雲の人間である僕がこうして君達と共に戦っているじゃないか”と夕日に語りかけて終る。(タイトルは”遊星より愛をこめて”、だったが、どうして、こんなタイトルにしたのだろう?勿論、大ヒットした007”ロシアより愛をこめて”の影響も有ったに違いないが、当時はまだ列強の間で核武装競争があり、それぞれに臨界実験を行っていた。愚かな軍拡競争の末に”スペル星”の様に生き物が住めない地球にしてはいけないと言う”反面教師的な遊星より”のメッセージだったのだろうか?)
   (映像の著作権は円谷プロに所属します。)

2011年03月19日

ウルトラセブン:第11話 魔の山へ飛べ(写真をクリック拡大)

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左上:安藤達己オリジナルソングの下に何と!8曲、YOU TUBE にアップロード。エキゾチックでトロピカルな映像と音楽を楽しんで下さい。

ナース来襲.jpg地球防衛軍のレーダー網をかい潜って、猛烈な稲妻の中を竜に似た宇宙怪獣(ナース)が魔の山にやってきた。その後、魔の山附近では若者の死体が次々に発見されるが、遭難した様子も雷による外傷の気配すらなく、死因は不明のままだった。ウルトラ警備隊は真相を解明しようとホーク3号でダン、ソガを現地に派遣した。早速、事故多発地点の調査に乗り出す二人。ダン・ネガ.jpg岩陰から不思議な銃がダンに狙いを定めると、ダンに異変が起こり、その場に倒れ込んだ。(銃が発射されるとダンだけがストップモーションでネガに変わり、ポジに戻って倒れる合成)その草原から馬で走り去るカーボーイ風の男。馬を追うソガ。その足元には金色に輝く拍車が残されていた。拍車を拾い上げ、倒れているダンに気付き、駈け寄るソガ。ダンの心臓は止まり、ソガの叫びが草原に”こだま”した。(魔の山は浅間高原で撮影されたが西部劇を思わせる風景で、円谷西部劇のようなエピソードだった)ダンの遺体(?)を囲む医師団。首を横に振ると白い布をダンに被せ、部屋を出て行った。(このシーンに出演していた医師は円谷プロ企画室・金城哲夫、上原正三、赤井鬼介。滅多に画面に現れない脚本家でファンにとっては貴重なシーンとなった。伝説の脚本家、金城氏にはこんな”チャッメっ気”を見せる一面もあった)責任を感じて号泣するソガ。隊長はダンの死に報いる為にも、”この事件を解決する”と決意を語った。
ポインター・カウボーイ.jpgアマギだけを作戦室に残し、魔の山に出動したウルトラ警備隊は牧童達に集まって貰い、ソガが持ち帰った拍車の持ち主を探していた。(馬5頭に乗って集まる牧童。乗っているのは撮影スタッフだった。拍車の持ち主、ユキムラはセブン役の上西弘次。今回は裏方の出演が多く、そのせいか?!アンヌ隊員の出番が無い!と言うアンヌファンに取っては残念なエピソードになった)そこにアマギから連絡が入り、ポインター号で指定された地点に来ると洞窟からは恐ろしい音が聞こえ、待ち受けていた警官の案内で中に入った。岩陰から”例の銃”が!倒れ込む警官。銃に向かって一斉射撃を始めた隊長、ソが、フルハシ。岩陰からシャツ、カーボーイハット、拍車が投げ出されるとワイルド星人.jpg姿を現すワイルド星人。三人が銃撃の構えを取るとワイルド星人は姿を消し、後にはユキムラの遺体と銃がーー。ソガ・不思議銃.jpg銃を分析したアマギは、これが一種のカメラで”命”だけをフィルムに焼きつけ、保存してあるのだと言う。そして”銃”とモルモットを作戦室に持ち込みモルモットに起こる現象を見せ、銃に収められている”命”をスクリーンに映し出した。ネガで動くダン。(怪しい隣人では”4次元世界”を、この回では銃の様なカメラが”命を吸い取る”と言う、どちらも目新しいテーマではなかったが、映像で見せるとなると簡単には出来ない。両作品とも”円谷プロ”だからこそ、の作品に仕上がっていた)ナース・光線中.jpg洞窟に残っていたソガの前に現れるワイルド星人。銃の中にある”命”のフィルムは年老いたワイルド星人を若返らせる為、どうしても持ち帰らなければならない、とソガに催眠術をかけ、隊長に連絡を取らさせた。空のフィルム缶を持って駆けつけた隊長とフルハシは缶をワイルド星人に渡し、ソガを助けて洞窟の外へ。騙されたワイルド星人が叫び声を上げると山の頂上が火を吹き、姿を現すナース。三人は光線銃でナースを攻撃。隙を見てホーク1号に乗り込み、飛び立つとナースとの空中戦が始まった。ダン・ネガから.jpg防衛軍に残り、フィルムから”命”を取り出す方法を探っていたアマギはついに謎を解き、ダンの死体(?)に銃を向け、ダンの”体”を銃の中に納めると”体と命”と合体させた。三原色が交錯するスクリーン上でダンのネガとポジがフラッシュバックされ飛び出してくるダン。一方、円盤状に姿を変えたナースに苦戦を強いられている隊長達が見上げた空にウルトラセブンの姿がーーセブン・ナース.jpgセブンが着地するとナース円盤は弧を描いて周りを飛び始めた。視力に異常を感じるセブン。円盤は竜の姿に戻り、ヘビの様にセブンの体に巻き付き凄い力で締め上げてきた。たまらず倒れ込むセブン。ビームランプも点滅を始め、もう時間がない!渾身の力を振り絞って立ち上がるセブン。セブンが全身に力をみなぎらせると、バラバラになって砕け散るナース。戦い終って、空の彼方へ飛び去るセブン。ダンの死を悼むソガ、フルハシ、隊長。突然、草原にヒズメの音が響き渡ると馬に跨るダンの姿が三人に近付いてきた。喜びを爆発させる四人。そこへアマギから連絡がーーフィルムに焼き付けられた”命は体と合体”全員、無事生還の報告。隊員の喜びを包み込んで、草原に静けさが戻った。(このエピソード、ソガ隊員の熱演が断然光った。早過ぎた阿知波氏の死に、哀悼の意を捧げる!)
   (映像の著作権は円谷プロに所属します。)

2011年03月14日

ダヴァオ紀行:その70 ワイルド(ブッシュ)ミート(写真をクリック拡大)

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店・入り口.jpg野生動物、特にイノシシの肉を食べてみたい!と八方手を尽くしたが、そんなレストランはなかなか見付からない。日本ではボタン肉と呼ばれその気になれば、わりと簡単に食べられる。噂によると、ダヴァオ付近のイノシシはドリアンが好きで、味は格別だとか。そんな折、カントリーワイルドなる店がタゴムにあるのを知った。ダヴァオから車で1時間半もかかる場所だから40キロ位離れているのだろう。でも、こんなチャンスは滅多にないから、早速出掛けることにした。トライシクル軍団.jpgダウンタウンの渋滞は年々ひどくなり、排ガス規制が殆ど無い国だから大気汚染もかなりのものだ。だが、郊外に向かって30分も行けば交通量は少なく道路際の人家もマバラになってくる。主用道路もここ数年で、かなり整備され快適なドライブだ。時折、10軒ほど店舗が集まっている場所もあるが、この付近で目立つのは緑のトライシクルと呼ばれるエンジン付き三輪車。これが大衆の交通手段になっている。と言うことで、フィリピン名物ジープニーは見当たらない。ここにはジープニーを走らせるほど乗客が多くないのか、はたまた一種のワークシェアリングなのか?いずれにしてもトライシクル集団が動き出すとまるで昆虫の集団が飛び立って行くのに似ている(失礼)。こんな田舎にバラック風の粗末なレストトランがあり、看板には”Country Wild”とある。な~るほど、”野生の国”か。せめて入り口付近にイノシシとかニシキヘビが見られるようにしてあれば、それと分かるのに。ーー店に入るとイータリーと呼ばれる”家庭料理の食事処”と同じ形式でメニュー代わりの棚にナベが並び、客はフタを開けて気に入った料理を注文する。
ヘビ・ナベ.jpg今日は生憎、イノシシは無く、ヘビ、シカ、ウズラの煮込みが別々のナベに入っていた。どれも似たような色に仕上がっていて、これがヘビだと言われれば、”あぁそうか”と思うしかない(失笑)。このナベはヘビだが、形にヘビらしさは無い。よほど大物なのだろう。聞いて見るとニシキヘビだそうな。ヘビ・エリマキ.jpgなぁ~るほど!日本で食べられているマムシやシマヘビなら見れば分かるがこちらで食べるヘビは大きいから、一目でそれとは分らない。味と食感は淡白でニワトリっぽいが、味付けが濃い上に煮込みすぎてるからシカもウズラも似た様な味と食感だった。前田・食べる.jpg料理が運ばれてくると、案内してくれた二人はさっさと食べ始めた。言うまでもなく、この辺に観光客は少ない。客は近くに住む人達だけだから、値段も、はなはだ庶民的、お一人さま300円程度。ブタ肉やトリ肉を食べる感覚で子供連れの客もいた。折角、野生動物を料理するなら、ウズラ.jpgウズラにしたって高尾山あたりの野鳥料理のように、串刺しにして姿焼きにすれば客も喜ぶし、値段も取れそうだがーーーシカだって料理方法を変え、日代わりで今日は豪快に”モモ肉”の丸焼きを切り分け、明日はスペアーリブを焼いて出すとか、素材を生かせばいいのに---近所の人が客となれば、特別なことをしないところがフィリピンらしいのかなぁ?是非食べてみたかったイノシシだが、店に持ち込む人がいなければ、今日のようにナベから消える!その日、手に入った野生動物だけを料理して提供する。実に”おおらか”なもんだ!私のように、わざわざイノシシを食べにダヴァオから来る”物好き”なんて、居ないのだろう。もう一度、このレストランに挑戦してみようと思うが、”イノシシ肉との遭遇”がありや?なしや?神のみぞ知る。と、今回は誠に頼りないレポートになった。

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サ・メインブランチ.jpgサギ氏は何所にでも居るもんですなぁ:もう数年経つが、私達の基金から1年分の寄付と学費を”引き落す”ため、銀行に行った時のことだ。ドル預金にしてあるから、外貨のコーナーで手続きを取り、”払い出し”を待っているとパリッと背広を着こなした青年が私のマネイジャーに話し掛けてきた。ビサヤ語だから私にはサッパリ分らない。青年が話し終ると、今度は老婦人がマネイジャーと話し始めた。お金を受け取り、車に乗ろうとしていると、くだんの青年がマネイジャーに名刺を手渡している。テッキリ友人かと思い”誰なの?”と、聞いてみると”青年は知らないけど、老婦人の方は私が小学校の時の先生だ”と言う。
ホテルに戻り、マネイジャー料を払っていると携帯が鳴った。かなり長電話だ。今日は高校生と昼食を摂ることになっているから、そろそろロビーに行かなきゃ。すると又電話だ。”アンドさん、銀行で会った人が”基金”を青年の銀行へ預けてくれたら年利18%出すと言っているけど”。それ本当に銀行なの?何かに投資しろと言う話じゃないの?と、聞いてみると銀行の名前は言わなかったそうだ。こんな投資話なら日本にいくらだってあるし、騙される人も居る。”今度、電話がきたら、アンドさんの友達はあの銀行の重役だよ”と、言っとけば良いよ。
その後、あの青年から数度電話が掛かってきたが、マネイジャーはそんな話、”取り次げない”と、断わったそうだ。私が驚いたのは白昼堂々と、しかも銀行の店内に入り込み”カモを物色するズーズーしさ”と銀行側のセキュリティーの甘さだった。どこにでも、意表を突く”やり方”で人の懐を狙うサギ師は居るもんですなぁ。おっかねぇ!おっかねぇ!

2011年03月06日

ウルトラセブン:第10話 怪しい隣人(写真をクリック拡大)

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あ・隣人.jpgア・少年.jpg地球防衛隊本部から近い別荘地に、アンヌの友人と足を骨折した弟(あきら)が滞在していた。何もすることが無い”あきら”は隣に住む男に興味を惹かれ双眼鏡で観察していたが、男は食事を摂った様子もなく、ただ夢中で機械を操作しているように見えた。(これが2作目の若槻部文三脚本はセブンを書くポイントを掴んだのか、子供の好奇心を軸に、名作”裏窓”を思わせる導入で、上手く興味をつないだ)子供を見舞ってきたアンヌの話を聞いたダンは、別荘付近でレーダーから消えた飛行物体を思い出し、アンヌと二人で少年に会いに出掛けると、"あきら”と姉は空中に張り付いている不思議なカラスを見ていた。(勿論、カラスの標本を借り、ピアノ線で固定したのだが”その大きさ”にぞっとしたのを今でも覚えている)
消えるカラス.jpg動かないカラスを透視するダン、カラスは突然、体から光を発しながら消え去った。隊長に異常事態を知らせると、ダンは窓からカラスの居た空間へ飛び出し、アンヌの目前で姿を消した。空間に向かって呼びかける三人。消えた筈のダンは不思議な場所をさまよっていた。そこに”隣の男”が姿を現した。この男はイカルス星からやって来た侵略者で、持ち込んだ機械で四次元世界を作り、この空間に仲間を呼び寄せ、地球を侵略すると言うのだ。この計画を阻止しようとダンはア・ダン・星人四次元.jpgウルトラアイを取り出すが、異次元世界で変身は出来ない。カプセルを投げつけても怪獣は姿を現さない。ダンは男に飛び掛ろうとするが、自由に動く事すら出来ない。力尽きて倒れ込むダン。あざ笑いながら姿を消す男。(四次元世界の描写は、シネマスコープ用のレンズを付け、レンズを左右に回して画像を歪ませて表現していたが、カットによって普通のレンズに付け替えたので、画像の統一性は半端なものになった。四次元世界の表現は”歪んだ”映像のままで良かったように思うが、やはり俳優出の監督さんとしては、俳優をキチンと撮ってあげたかったのだろうか?)
あ・燃える工場.jpg東京上空に忽然と姿を現した未確認飛行物体(円盤)は、工業地帯を攻撃、一面を火の海に変えていた。ウルトラ警備隊内に警報が鳴り響き、フルハシ・アマギは直ちにホーク1号で現場に向った。(ホーク発進までが、まるで第1話目のメカ紹介のように長く、いかにも悠長すぎる。このエピソードが10話目なら、もっとスピーディに展開した方が緊迫感も盛り上がったと思うのだがーー鈴木監督に取っては7話と同時クランクインで、セブンのデビュー作だったから、比較検討する時間がなかったのか?)ホーク1号が現場に辿り着いた時、飛行物体は場所を東京湾に変え、更に攻撃を続けていた。頼みのダンは四次元空間で気を失ったまま。ホーク1号が飛行物体を見付けて追跡に入ったが四次元空間に逃げ込まれてしまった。四次元空間に強烈な振動が起こり、姿を見せた円盤。気が付いたダンの耳に空間の裂け目からアンヌの声が聞えてきた。必死に会話を続ける二人だったが、ダンは四次元空間を抜け出せない。意を決したダンはアンヌの心配を振り払って機械を破壊した。
イカルス・セブン.jpg煙と共に消え去る四次元空間、ダンと男は草原で対決していた。互いに変身すると巨大化。ウルトラセブンとイカルス星人の死闘が始まった。そこに円盤が現れ、イカルス星人を援護しようと、セブンに光線攻撃を仕掛けてきた。木は焼き尽くされ、かろうじて谷間で攻撃を避けるセブン。そこへホーク1号が到着。空と陸で戦いは続き、セブンも必殺のアイスラッガーでイカルス星人を倒すとアンヌと合流。四次元に逃げ込めなくなくなった円盤を追ってホーク2号も出撃。宇宙空間で追い付くと、円盤を爆破。イカルス星人の侵略を防いだ。ラストシーンはポインターに乗ったダン・アンヌが少年の見舞いに行くロングショットで締めくくった。ここ数回、アッケないようなセブン対怪獣の戦いが続いていたが、今回はミニチュアーセットを2回も使い、工場地帯の炎上。セブン対イカルス星人の戦いもタップリと見せ、円盤とホーク1・2号の空中戦と共にウルトラセブンらしいエピソードに仕上がっていた。そうそうホーク1・2号が円盤を追って宇宙を編隊で飛ぶカットも目新しかった。

   (映像の著作権は円谷プロに所属します。)

2011年03月01日

お雛様:真多呂人形(写真をクリック拡大)

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パンフ.jpg犬も歩けば棒にあたる。昔の人ぁ、上手ぇこと言うなぁ。使い慣れねぇパソコンで”雛人形”を調べてたい。するってぇと、あの神田明神の敷地の隅っこに”神田の家”なるものが移築されたとある。元は、お江戸で材木商を営んでいた遠藤家の店舗兼住宅だとか。これが文化財指定になってんだとよ。この建物にゃ”お雛様”が飾られてるってぇんで、取る物も取り敢えず、見学にやって来た。とそう言うこった。ついでだから本殿で手を合わせて、形ばかりの参拝を済ますってぇと、きらびやかな神田明神をぐるり一巡り。さんざ探した揚げ句、駐車場の奥に”くだんの家”を見つけたいっ。ところが、どうでぇ!中を”ご開帳”すんなぁ、八の日だとよ。ってぇこたぁ、お目当ての”お雛様”は見られねぇ。さぁ~て、ここから帰るにゃ”御茶ノ水”か”上野”、”秋葉原”か?取り敢えず、馴染み深い”蔵前通り”を昭和通りに向った、とそう思ってくんねぇ。真多呂本館.jpgJRの線路をくぐり、高速道路を見上げながら仲御徒町に近付くってぇとビルの前に”ひな人形”の、のぼりが”はためいて”いたい。見上げりゃ”真多呂人形本館”とある。聞いたこたぁあるが、どんな人形なのか見たこたぁねぇ。こうなりゃ、例によって”野次馬根性”が目を醒ましたぁな。入り口にあったパンフレットを片手に店に入った。正面にゃ立派な五段飾り、右も左も”お雛様”よなぁ。でも、大手の人形屋さんと雰囲気がちょいと違う。中・正面.jpg雛人形の店っちゃ、大方、緋毛氈の床にピカピカの3段飾り、7段飾りが目を引き、”桃の造花”なんぞをあしらって、明る過ぎるくらい明るいのが普通だがよ、こかぁ人形も照明も、しっとりと落ち着いてらぁな。それもその筈、ここの”おひな様”、元はと言やぁ、京都は上賀茂神社から始まった”木目込み人形”だった。270年前、柳の木に溝を彫り、そこに神官の衣装を”きめこんで”職人さんが作った小振りの人形が元祖よ。その技術を受け継いだ上に改良と工夫をこらし、初代金林真多呂が完成させたのが”真多呂人形”ってぇこった。今ぁ2代目になってるが、柳の木を本体に使ってるわけじゃねぇよ。まずぁ、粘土の”原型作り”から”桐粉にしょうふ糊”を混ぜて型を抜く本体。それに”筋彫り”から”木目込み”と最後の最後まで、昔ながらの職人仕事よ。
和泉官女と2組.jpgなんたって、人形の命ぁ顔だぁな。そいつぁ”面相書き”で決まる。これを任せられる様に成るにゃ、生半可な修行じゃねぇ。”真多呂人形”の工程は全て手仕事だからよ、芸術品みてぇなもんだぁな。そう言うこったから、大量生産で”見た目が良い”割りにゃ安いってぇ人形たぁ違う。とぁ言っても現在の住宅事情に合わせて、小振りで買いやすい”お雛様”もあった。安いからって手を抜いちゃいねぇよ。どの人形も見るほどに愛着が湧いてくる出来栄えよ。こんな”おひな様”を贈られた”お嬢ちゃん!”物心が付きゃ,自分の分身のように思えて、毎年、おひな様を飾るのが待ちどうしくなるに違いねぇ。長年に亘って大切に使われるものだけに”真多呂人形店”じゃ、そのあたりの抜かりはねぇ。破損した人形の修理も喜んで引き受けてくれる。
150万.jpg早ぇ話が、すぐ飽きが来たり、数年飾ったら捨てる様な代物じゃねぇってぇこった。人形の大きさも、値段もさまざまだったが、どれも”真多呂人形”であることの”誇り”みてぇなものを感じさせてくれたなぁ。”何でも使い捨て”のご時勢たぁ言え、”良い物を大切にする”日本人の心に訴えてくる”ひな人形だった。

真多呂人形会館:台東区上野 5-15-13 ℡ 03-3833-9662

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原油・地震.jpg安藤達己的毒舌:いやはや驚いた!安定政権だと思っていたエジプトにクーデターよ。事の起こりぁチユニジアだった。今流行のフエイスブックを媒体に市民が蜂起、現政権を倒すってぇとアラブ諸国に飛び火したぁ。今度ぁリビアだとよ。40年も続いた独裁政権が倒れるなぁ結構なこったが、アラブ諸国は一国の様に見えたって、中身ぁ部族の集合体だぁな。これに同じ回教徒たぁ言え、宗派の違いが加わる。今の政権が倒れたって、新政権が安定するかどうか?誰にも分らねぇ。こいつぁ、国内情勢だから他国が口出しするこっちゃねぇ。問題ぁ、原油の供給だぁな。日本ぁ原油の90%をアラブ諸国から調達してらぁ。この流れがペルシャ湾岸諸国に飛び火してみねぇ。あのオイルショックの二の舞よ。先を見越した原油価格ぁ1バレル100$を突破したぁな。こうなりゃ、少しばかり明るさが見えてきた日本経済だって、一たまりもねぇ。
そこへニュージーランドの大地震よ。犠牲になった人にゃ、気の毒だが、自然災害ばかりゃ、どうしようもねぇ。日本からも選りすぐりのレスキュー隊が現地入りして活動中だがよ、救出される人が多いことを願うしかねぇやね。
日本の国会っちゃ、予算案は小沢派16人の欠席でも可決されたがよ。実行にゃ欠かせねぇ関連法案は、与党が過半数を割ってる参院は通らねぇ。そうかって,社民も公明も協力しねぇ上、分裂の危機?にある民主党が衆院で3分の2を確保するなんざぁ、どだい無理ってぇもんよ。総理の失言癖も相変わらずで、物議をかもしてらぁ。予算の裏付けも無しに、おっぱじめた”こども手当て”も怪しくなってきた。そんなこったから、菅内閣の支持率ぁ20%を割りこんだい。一方の自民党だって解散だぁ、総選挙だぁって騒ぎ立てちゃいるが支持率ぁ20数%。支持政党なしが圧倒的多数の50%。国会議員さま!これが何を意味してっか、分るけぇ?もう、国民は既成政党にゃ、期待なんざぁしてねぇってぇこった。
そこでだ!地方分権を徹底して国との二重行政を廃止。行政の仕組みを中央集権から地方分権に変える。議員数も公務員数も徹底して削減。勿論、”天下り先”のXX法人なんざぁ全て原則廃止よ。行政サービスも洗い直して健全財政を優先。国の資産だって売れるもなぁ売って予算を圧迫してる国債残高を減らす。それでも、増える社会保障費を賄い切れなけりゃ消費税を上げます。こんな公約、マニフェストを掲げる政党が政権を取らねぇ限り、日本の未来はねぇ。と、あっしゃ思うんだがーーー皆さんの意見はどうでぇ?