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ウルトラセブン:第1話”姿なき挑戦者”(写真をクリック拡大)

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スセブンー1.jpg待望のウルトラセブンが始まった。時は昭和42年10月1日。円谷プロは特撮で世界をアッと言わせた円谷英二監督が立ち上げたTV番組制作会社だ。テレビシリーズ第1弾・”ウルトラQ”は全編35ミリフィルムで撮影され、特撮を随所にちりばめて驚異的な視聴率を上げて終了。続く”ウルトラマン”もヒーローが巨大化、巨大怪獣と戦う姿が子供の心を捉え伝説的なヒット作となったが、ウルトラシリーズ三作目は他社制作による”キャプテンウルトラ”になった。この作品は視聴者を満足させることが出来ず、本家円谷プロの作品待望論の中で、”ウルトラセブン”の放映が始まった。最も注目度の高い第一作目は、連続高視聴率を上げて、押しも押されもしない円谷プロのエース・金城哲夫脚本に監督はTBS映画部で”煙の王様”を演出した英二氏の御曹司、円谷一氏があたった。
ダン・・登場jpg.jpg実際の撮影順は野長瀬・満田・両監督による4作品とバンクシーン(現場はライブラリーと呼んでいた)が先行していた。"姿なき挑戦者"脚本の金城氏、流石にツボは外さない。今後展開される宇宙からの侵略者達のトップバッターにクール星人を設定。この宇宙人が標本として地球人を捕獲するため、白熱光線を放って人を消し、宇宙船に運びこんでいた。地球防衛軍では、この事件を宇宙人の仕業ではないかと疑い、真相を突き止めるため”ウルトラ警備隊”のキリヤマ隊長に指令を出し、早速、”フルハシ、ソガ両隊員”はポインター号でパトロールに出発した。防衛軍基地周辺の山岳地帯を走るポインター号の前に現れる若者、諸星ダンは不思議な透視力で円盤を発見。光線攻撃を避けるとフルハシ、ソガを助けて基地に戻って来た。
いざとなればウルトラセブンと共に異星人と戦うカプセル怪獣なるものを登場させた。怪獣が増えれば特撮も増える。更に空・陸・地中・水中を動き回るメカが加わった。こうなると、内容が盛り沢山になり過ぎて、ドラマ展開が散漫になりがちだが、今回はメカをポインター号とスカイホーク1号に絞って紹介したのは成功だった。
作戦室1.jpg宇宙からの侵略者を迎え撃つ地球防衛軍には”ウルトラ警備隊”なる精鋭部隊があり、隊長はベテラン俳優・中山昭二。隊員は”ウルトラマン”のレギュラーから石井伊吉、ウルトラマンを演じた古谷敏、新たに阿知波信介。主役は新人の森次浩司、ヒロインには同じく新人の菱見百合子(ひし美ゆり子)。準レギュラー陣は、藤田進、平田昭彦、佐原健二等、東宝系の俳優さんが名を連ねていた。この俳優達をドラマの進行に合わせながら紹介して行くのだから容易じゃない。このあたりの配分も金城・円谷コンビは過不足なく描いて見せた。勿論、円谷プロお得意の特撮場面もミニチュアワーク・光学合成が”ふんだん過ぎる程”盛り込まれ、第1話に賭ける意気込みは充分だった。
ポインター・岩爆破.jpgウインダム・バスト.jpgクール星人からの攻撃をポインター号にバリアーを張って防ぐことは出来たが、見えない円盤から攻撃をしかけるクール星人によって京浜工業地帯は火の海と化した。ダンの発案で特殊な染料を見えない円盤に噴射することになり、ウルトラホーク1号が発進。空中でアルファ・ベータ・ガンマの3機に分散。染料作戦は成功するが、円盤からの攻撃でホーク1号は被害を受け、山中に不時着。ダンだけが失神から醒め、ホーク1号の外に出ると、円盤から発進した小さな飛行物体が編隊を組んで攻撃をして来た。すかさず、ダンはカプセル怪獣・ウインダムを出現させた。飛行物体からの光線攻撃でウインダムが窮地に陥ると、怪獣をカプセル内に回収。ダンが飛び上がり、空中でウルトラアイを装着すると、我等がヒーロー・ウルトラセブンの登場となった。
セブン・バストショット.jpgクール星人.jpgウルトラセブンは飛行物体を追って、クール星人の円盤に潜入。クール星人を見付け出すと必殺の”アイスラッガー”で倒し、捕虜になっていた地球人を救出。ウルトラ警備隊員が驚いて見上げる中で巨大化すると、円盤を押しながら大空の彼方へ飛び去った。暗黒宇宙の中、ウルトラセブンのビームランプから発射されれたエメリュム光線が円盤を爆破すると方向転換、地球へ向かって飛び続けた。
クール星人の計画は失敗に終り、明るい雰囲気の作戦室。そこへ地球防衛軍長官に連れられて、ウルトラ警備隊の制服を着た”諸星ダン”が入って来た。M78星雲、”光の国”からやって来た青年は今回の活躍で正式にウルトラ警備隊の一員となったのだ。
(映像の著作権は円谷プロに所属します。)

一度は聴いて You Tube!安藤達己が撮影した動画をバックに安藤達己が作った音楽が5曲!:このページ左上・赤字・安藤達己オリジナルソング:下:Sampaguita・Bosanova- princess・サンパギータ・ボサノヴァープリンセス・Waiting をクリックして下さい。

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コメント

監督、ご無沙汰しております。
お元気そうで何よりです。

ところで、たしかセブンの第1話は監督がスタッフとしてご参加されていないハズなのに、何ゆえにお採り上げになられているのでしょうか???
もしかして、これからセブンの全作品をレビューされるのですか?
だとしたら、是非「遊星より愛をこめて」について、お聞きしたいなぁ…と!

オランダの薔薇さん:ご無沙汰はお互い様です。暑い夏ですが益々元気にしておりますよ。その”もしかして”です。ウルトラセブンの関係者が少なくなる中、サイトを開いている私が書いておかなければ、なぁんて、急に使命感みたいなものを感じたわけでーー
月、1・2回になると思いますが、全話書く心算です。ご愛読のほど、よろしく!

とうとう始まってしまいましたか,ウルトラセブンが!これから明かされるのですね。
何だか歴史が紐解かれる感じでたまりませんね!!
楽しみにしています。

1話の箱根は、少し雨が降ったそうですね。

安藤監督も撮影で行かれてると思いますが
旧TBS会館のポインターの基地部分は
Qちゃんが行った時は、もう出入りが当時のビルの間ではなく
ターンテーブルも無くなっていました。

「煙の王様」の煙突の発電所(前)は「狙われた街」でも出てきますが
山本さんですね(^^;
今後も期待していますので、監督の視点で
まだまだファンが知らない事など書いてください♪

C葉のY田さん:ウルトラセブンの制作に関わった者として、知っていること、気にかかっていたことを書く心算です。ご期待にそえると良いのですがーー
Qちゃんへ:ポインター号の基地がTBSにあった頃、TV局には電波塔がありましたね。今は”赤坂サカス”・時代は変わりました。このエピソードも”狙われた街”も”遊星より愛をこめて”もチーフ助監督は山本正孝氏でした。セブンのレビューを書いてると、タイムスリップした感じになります。ーー変わらぬ”ご愛読”ありがとう!

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