講演の依頼(写真をクリック拡大)
”そんな柄じゃねぇ”あっしに、うちの学校で”話”をして貰えないか、なぁ~んて、突拍子もねぇことを頼む先生が現れた。考えてみりゃ、戦前・戦中・戦後を体験した人も、大分少なくなってきた。2月に大病を経験して以来、あっしに出来るこたぁ、”今のうちに、やっとかねぇといけねぇなぁ”なぁんて考えていた矢先だったからよ。後先も考えずに引き受けちまったぁな。テーマは、いろいろに解釈出来る共生だとよ。ご存知のように、日本は資源に恵まれてねぇ。広大な農地もねぇ!”ないないづくし”の日本が、敗戦から短期間で復興。先進国の仲間入りが出来たなぁ、なんたって、日本にゃ、勤勉で辛抱強い日本人が居たってぇことだぁな。だから、あっしが子供達に伝えたかったなぁ”君達は日本を背負う大切な資源だ!”ってぇことだった。ホームのかなた、小雨に煙るスカイツリーに見送られて電車に揺られること小1時間。降り立った駅の正面にゃ校門があった。
![]()
校門を入ぇりゃ、大木が茂り、まるで里山か雑木林に踏み入れた雰囲気よ。なるほどよなぁ!大学附属中学たぁ聞いていたが、さすがに、長げぇ歴史を誇るだけあって、学内は広々としたもんよ!大木に囲まれた並木道を歩きながら森林浴(?)を楽しみ、行き交う学生に目的の校舎を聞くこと数回。ぶらぶら歩くこと20分で、中学の正面入り口に辿りついた。時期はずれのアジサイに見送られて玄関を入ぇると、待ちわびていたんだろうよ。担当の先生が飛んで来たいっ。そりゃそうだ!学内をこんなに歩くたぁ、つゆ知らなかったから、もう授業開始まで10分もねぇ。早速、講演で使う写真入りのCDを渡して、冷たい麦茶で喉を潤おすってぇと、すぐ教室に向かう。
教室に入ぇると、盛大な拍手が巻き起こった!黒板にゃ、ウルトラセブンのイラストと共に”Welcome”の文字よ。ちょいとテレたが、生徒たちゃ、あっしが監督したウルトラセブン・”あなたはだぁれ?”を鑑賞済みだと言うこったから、この番組が放映された昭和40年前後、東京オリンピックを境に国内景気は急上昇。人口の都市集中化が団地なるものを産み出し、一面識も無かった家族が隣同士になると言う、これまでに経験したことのねぇ地域社会を生み出していった時代背景を説明した。”ウサギ小屋”と呼ばれた狭い住居は核家族化を進め、孤立化した親の中にゃ、偏差値せぇ高けりゃ、”それで良い、”とばかり、学校に理不尽な要求を突きつけるモンスターペアレンツなる”自己中”も現れた。親達は子供の成績ばかりに気を取られ、家庭からも学校からも、立派な社会人に育てる”本当の教育”を追い出していった。これに追い討ちをかけたなぁ、大店舗の進出よ。お陰で、便利にゃなったが、住民と密接に繋がっていた個人商店が次々に姿を消したぁな。こうなったら、地域は人が住んでるだけで、助け合いの精神なんざぁ、どこにもねぇ。商店街が盛り上げて来た”祭りも盆踊り”も参加者が減って、さびれて行くばかりだぁな!
益々、急激な少子高齢化が進む今世紀。目の前に居る学生が社会に出る頃にゃ、莫大な国の借金と苛烈な国際競争が待ち受けている。このかけがえの無ぇ資源(学生)を真剣に育てなけりゃ、日本に”明るい将来はねぇ!”あっしの話”を聞いて、どれだけの生徒が事の重大さを理解してくれるのか?そいつぁ、分からねぇが、働き盛りの若者が、何故かフリーターや”ひきこもり”になる現状は、資源の浪費だぁな。”何ばせんといかん!”あっしの講演が、子供達の心を動かし、先生達が、今以上に教育の重要性と現状への危機感を持ってくれりゃ、少しは”お役に立てた”ことになるのだがーーー
生徒に再会を約束して駅に向かうと、広場にゃ、最近見かけねぇ、本物の竹を使った”七夕かざり”がそよ風に揺れていた。
一度は聴いて You Tube!安藤達己が撮影した動画をバックに安藤達己が作った音楽が5曲!:このページ左上・赤字・安藤達己オリジナルソング:下:Sampaguita・Bosanova- princess・サンパギータ・ボサノヴァープリンセス・Waiting をクリックして下さい。
安藤達己的毒舌:驚くじゃねぇか!フリーターどころじゃねぇ。働き盛り(20歳~35歳)の5%以上が”ひきこもり”だとよ。国家財政が危機的状態だってぇのに、そんなこたぁ、どこ吹く風。働こうともしねぇ若者が増え続けてるってぇこった。どんな環境で育ちゃこうなるんだろう?これじゃ、日本がもたねぇ。良い国にするために世代を超えた”共生”ったって、虚ろに響くだけよ!
学級崩壊な~んてぇ言葉がある。小学校低学年じゃ、授業が始まっても、自分の席に座っていられねぇ!先生の話は聞いてねぇ!これって学校の責任かよ。6歳になったら小学校に入学するなんてぇ制度は考え直す時期に来てるんじゃねぇかい?小学校も、決められた席に座って、先生の話をちゃんと聞けるようになった子だけを受け入れちゃどうでぇ。こんな程度の”躾”は家庭がするもんだろうがーーそんな躾も出来ねぇ親に限って、文句を付けるのだきゃ上手ぇ。
一方じゃ、躾と称して、子供に暴力を振るう。ひでぇのになっと、幼児の夜泣きが”うるせぇ”からと小さな箱に押し込んだり、洗濯機に子供を入れて電源を入れた馬鹿親もいたぁ。毎年のこったが、炎天下の車の中に幼児を残したままパチンコに”うつつ”をぬかす親もいる。
あっしの所にも”おれおれ詐欺”から電話がきたぁ。声から察するに若者だぁな。判断力が弱くなった年寄を騙して、金をせしめる事に、何の罪悪感も感じねぇのかよ!
こんなこって日本の将来は大丈夫けぇ!ここは一番、大人たちが力を合わせて”日本の資源、子供の教育”を考え直してみようじゃねぇかーー
コメント
こっちも突拍子もない異動でしたから(笑)。生徒たちにとってためになると思えること,いま自分が生徒たちにできること,こういう学校でなければできないこと,どんどんやらなきゃもったいない!本気です。
40年前,『あなたはだあれ』で安藤さんが訴えた地域社会の崩壊が,現代の今もなお大きな問題としてあるわけです。これから日本を背負ってくれる次世代を,大切に・優しく・厳しく育てあげ,より正しい方向へ進むように啓蒙することが教員をはじめとした子供に関わる大人の責任ですから。
いろいろなものが一気に広がっています。
うちの生徒はホントーに素敵でしょ!だからこそ,更にがんばらなくてはいけないと思わされます。
夏休み明けも楽しみにしてますよ!
投稿者: 突拍子もねぇことを頼んだ教員 | 2010年08月03日 08:47
突拍子もねぇことを頼んだ教員さん:家族、地域の崩壊が結局日本を駄目にする。100歳以上、かなりの人が行方不明。子供がいるのに20年、30年、親と連絡さえ取っていない。こんな事が当たり前になったのだろうか?
幼子を家に閉じ込めたまま、1ケ月も帰らず餓死させてしまう鬼母!
”なんばせんといかん!”
投稿者: 安藤達己 | 2010年08月04日 17:12