ガン・闘病記ー2(写真をクリック拡大)
不肖、安藤達己:4週間の入院で“直腸ガンを切除・生還”:平成22年2月22日
応急処置室だから、当然、スタッフ・ステーシヨンの近くにある。周りの病室は全て重症患者ばかりだ。一人部屋だが、看護師さんが室内を見やすいようにカーテンが一部開いている。通りすがりに見える患者は”ピクリ”とも動かない。私の部屋から、人の出入りが激しくなるのが分かると急患が運び込まれて来た。トイレに行こうと部屋を出ると医者、看護師が静かだが、忙しそうに行き交う。3日もすると、その部屋は空き部屋になっていた。
2月2日:移動用のストレッチャーが運び込まれ、それに乗せられた私は、イレウス管を挿入するため、レントゲン室に移動した。ベッドから見える廊下の景色は、テレビで見慣れた手術前の映像の様だった。レントゲン室に入ると、金属製の台に乗せられ、上には遠隔操作で動く大きなX線用のカメラが私を覗き込んでいる。T先生、”左の鼻から入れよう。”と言うや、直径7ミリ程のチューブを鼻に差し込んだ。痛さと苦しさで、うめき声を上げたが、お構いなし。”ハイ、呑み込んで!ソウソウ、呑み込んで”と急かせる。右手にあるモニターを見ると、チューブが胃を突き抜けている。”ハイ、腹式呼吸、ヨシ!”。腸の蠕動運動に乗ってチューブはドンドン下りて行く。T先生、レントゲン技師に”頭を上げろ、下げろ”と盛んに指示を出す。その途端、私は、あやふく頭から落ちそうになった(苦笑)。1時間も経っただろうかーーチューブは2,5メーターも入っていた。”よ~し、完璧だ!”の掛け声で”イレウス管”挿入は大成功の内に終った。
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部屋に戻ると、栄養失調状態だった体力を回復させるため高カロリー(1袋・1000カロリー)の点滴が始まった。ガンに侵されている直腸を使わないため吸収されなかった点滴の養分はイレウス管を通って排泄され、小便の方は当然のことながら”シビン”を使う。手術日(2月10日)までに手術に耐える体力を付けさせようと点滴は24時間続いた。
下剤の逆流で起した肺炎の治療に、酸素吸入も始まった。鼻にマスクを被され、イレウス管が入っているノドは乾燥してカサカサだ。外気温は低く、これに暖房が加わったから、もうノドの乾きは我慢の限界をはるかに超えていた。”吸い飲み”から少しずつ水を補給しては長い1日を過ごす。
毎日レントゲン写真を撮りに来ていた2人が、来なくなると、ついに酸素マスクが外された。どうやら肺炎の方は手術に影響が無いほど改善されているらしい。2月8日:イレウス管の先端から造影剤を入れ、内視鏡で見えなかった部分を反対側から透視で見る。予想通り、大腸が狭くて便が通らなくなっている場所は一ヶ所だけだった(良かった)。
そして2月10日午後:移動用のストレッチャーに乗せられ手術室へ。後は、全てをT先生にお任せして、良い結果を祈るしかない。--(続く)
一度は聴いて You Tube!安藤達己が撮影した動画をバックに安藤達己が作った音楽が4曲!:このページ左上・赤字・安藤達己オリジナルソング:下:Sampaguita・Bosanova- princess・サンパギータ・ボサノヴァープリンセス をクリックして下さい。
入院余話:いよいよ手術となれば、想像したくはないが、何が起こるか分からない。孫達が会いたいと言うから、チューブだらけのみっともない姿を見せる結果になった。ーーー
皆さんも同じだと思うが、銀行の通帳が、いつの間にか何通もある。私、個人のものは、インターネット取り引きになっているから通帳さえない。”タカを救う会インジャパン”にいたっては、貯金先がフィリッピンだ。数えてみたら、全部で5行の取り引き銀行があった。このIDとパスワードがどこに書いてあるのかを妻に書き取って貰う。こうして私なりの準備を整えたが、T先生が妻と娘を呼び、”高齢の方(私のこと)が手術した場合、麻酔の覚め際に幻覚が起こり、危険な場合はベッドに拘束することがる。”と話したそうなーーこれはショックだった。
コメント
お孫ちゃんたちがでっかくなっていてびっくり!にしても、管つけてカメラを片手に病院の廊下をうろつく姿を想像しました。。。検査中も本当は「こんなアングルになってます!」とかやりたかったんだろうなとか思ってしまった。笑
投稿者: モル姫 | 2010年03月09日 13:21
モル姫さん:レトゲン室に行った時も、しっかりカメラを持って行きましたよ。看護師さんに写真を撮って貰おうと思ったけど、T先生だけ鉛のチョッキで私の側にいるだけで、看護師さんは他の部屋に避難。ってぇ訳で、欲しい写真も撮れなかった。
こんな事やってると、病院に”出入り禁止”なぁ~んてことになるかもね(笑)。
投稿者: 安藤達己 | 2010年03月10日 18:37