ダヴァオ紀行:その54 サマール島 ハギミット滝(写真をクリック拡大)
コウモリ洞窟からメインストリートに戻って30分。ハギミット滝の標示で右折。サリサリストアーの前で車を止めた。ここも一人20ペソの見物料を払って階段を降りて行く。しばらく歩くと渓流の水音が聞こえて来た。下を覗くと林の隙間から泡立つ滝壺が見えた!まだ、かなり距離がある。例によって、この暑さ。体裁なんかそっちのけで首に巻きつけたタオルで額をぬぐうが、もう汗が止まらない。一緒に行ったお嬢さん達は、滝を見て興奮したのか歩調が速くなった。やっと階段が終わり渓流に辿り着くと、まずはタオルを流れに浸し、汗を拭いて一息。今度は川岸に沿って滝壺へ向かう。
樹木に覆われた清流の流れは速いし、両岸に張り出した樹木は、いかにも涼しげに見えるが、風が吹いてくるわけでもなく、いっこうに汗が引かない(笑)。この滝を始めて見るダヴァオ娘達は、こんな気候にはなれっこだし、なにより美しい景色に興奮して、水を掬ったり、浅瀬に入ったりして、ハシャイでいた。そこから少し行くと、小さなあずま屋が2軒。そこから流れは急流となり、下が滝壺になっていた。日本で見る滝と違って落差はせいぜい10メートル。水量も特に多くはないが、子供達の水遊びはいかにも”涼しげ”だった。
ここで一服。わずか1キロ程度とは言え、帰りの登り坂を思うと、それだけでウンザリしてしまうが、気合を入れて出発。兎にも角にも、重い足を引きずりながら、車に到着。島に何軒も無いレストランを捜し当て、遅い昼食を摂ってから、予約の入れてあるリゾートホテルに向かった。
ホテルはヤシに囲まれた白砂の海辺にあり、入り口が別々の2部屋で1軒。広々とした敷地に20部屋位だろうかーーでも宿泊客は私達5人だけ。ルームチャージが面白い!温水シャワーの出る部屋が2,200ペソで冷水シャワーの部屋が1,800ペソだって?!早めに着いたので、夕食を注文してから海辺を散歩。部屋でゆっくりしてからレストランに行ったが、待てど暮らせど料理が運ばれて来ない!1時間以上も待たされた上に、ステーキを注文したのに焼き肉が出て来た!?”これ、ステーキじゃないよ”と言うと、焼き肉を持って帰ったが、なかなか戻って来ない。やっと戻って来たと思ったら”コックがステーキはこれだ!”と言ったから、と又同じ焼き肉を持って来た。私も唖然としたが、”このリゾート”ではこれをステーキと呼んでいる(?)と諦めて出された肉を平らげた(失笑)。
次の日の朝食も、トーストを頼んで置いたのに、出て来たのはライス。もう全員、顔を見合わせただけで、出て来た物を食べ、昼食はダヴァオに帰ってから”美味しい店”を探しましょうと言うことになった。ホテルのレストランを出ると、海に突き出した堤防の先端に小船があり、人影が見えるから行ってみた。早速、陽に焼けた青年が黒真珠のネックレスとイアリングを取り出し、安いよ!ペアーで1,500ペソだと売り込んで来る。勿論、買う気など無い!ここのホテルには、私達5人しか客は居ないのに、何時まで、客待ちをする心算だろう?それにしても、サービスが悪いせいなのか、客が少ないからサービスが悪いのか、こんなに素晴らしい場所なのに、観光客が極端に少ない。理由はどうあれ、素晴らしい自然が残るこの島を訪れる人が少ないのは、”宝の持ち腐れ”の様でモッタイナイ気がして仕方なかった。
一度は聴いて You Tube!安藤達己が撮影した動画をバックに安藤達己が作った音楽:
このページ左上・赤字・安藤達己オリジナルソング:下:SampaguitaとBosanova- princess をクリックして下さい。
これ!本当の話だよ:ルソン島の南のはじに、レガスピと言う場所がある。かなり田舎らしいが、そこから出稼ぎに来ていた女の子と仲良くなった。休みの日に、買い物がしたいから一緒に来てくれと言う。行った先は、大工道具屋さん。ノコギリ・クギ・大型のクギヌキ・クギ他をしこたま買った。自分の”稼いだ”お金を元手に、おかぁさんが田舎でブタを飼う、そうだ。その子の話だと”儲かるだよ。”となる。半年も経った頃、ブタはどうしたの?と聞くと、暗い顔をして”子ブタは全部パイソン(ニシキヘビ)に食べられた。”んだってさ。”そんな馬鹿な!いくら大きなヘビだって、何十匹も居る子ブタを全部、食べるわけないだろう。””だって、ブタの世話を任せた人が言うんだから、しょうがないんじゃない!”ときた。”あっそう!”と答えるしかしょうがない、わなぁ(笑)。
こっちはテラピアだ!田んぼの一角、20坪位を池にしてテラピアと言う淡水魚を飼うと一寸した小遣銭になるそうだ。私の友人も、テラピアを飼うことにした。上手くいけば、田の管理を任せてある一家に”おこぼれ”を上げよう、程度の軽い気持ちだった。5・6ケ月が過ぎた頃、網を入れて池をさらったが、魚が居ない!任せていた一家の主に問いただすと、”時々ヘロン(サギ)が来ていたからーー”と言った。そういえば、田植え前、”土起こし”をすると、サギが群れになって集まり、エサを食べていたっけ。
この人以外からも同じ様な話を聞いた!どうやら”頭の黒いサギ”がテラピアを食い尽くすらしい(爆笑)。そんなわけで、田んぼの一角にある池は、勝手に住み着いた雑魚の棲家になっていた。