トリプルファイター:たたかえ!オレンジファイター(写真をクリック⇒拡大)
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今回の怪人、テロルは突然、姿を現したり、消えたりする上に、予備の心臓を持ち歩き、トリプルファイターを倒すため、ユリ(オレンジファイター)だけを狙って攻撃を仕掛けてきた。デビラ達はユリの行動を徹底的に監視。ユリが私服で出掛けたところを尾行するが、同じような服を着ていたマヤをユリと思いこみ、テロルに命を狙われることになる。
このエピソードはこれ迄のアクション路線と違って、ユリとマヤの若い女性間に芽生えた”友情と別れ”を描いたドラマだった。ロケ地は伊豆の”城が崎”。岩場、つり橋、灯台、波の美しいバックが作品を盛り上げる格好の舞台となった。一話目(月)には全く”立ち回り”がなく、ユリと間違われたマヤ。マヤを追うデビラ。これを追うユリと勇二。”さてどうなるでしょう?”と言う終わり方で二話目(火)に繋いだ。この回から、ロケ地は伊豆高原周辺になる。勇二と合流したユリはマヤを追うデーモンカーをSATカーで攻撃。デビラ共は退散してホットするが、銃を持ったテロルはマヤをユリと思い込み、待ち伏せしていた。
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テロルとデビラに捕まったマヤは処刑されそうになるが、これを見ていたあつしが本部に連絡。勇二とユリが駆けつけ、二人は激しい”立ち回り”の末、マヤを助け出した。勇二があつしを送っている間に、マヤとユリの会話が弾み、すっかり意気投合した二人は友達になることを約束する。
そこに姿を隠していたテロルとデビラが現れ、マヤをかばいながら、ユリはデビラと闘い、追い払うが、自分と一緒に居たらマヤが危ないと、マヤと分かれた。一部始終を見ていたテロルは今度こそ、本物のユリを銃で狙った。危険を知らせようと、マヤが叫び声を上げると、テロルはマヤに向けて銃撃して来た。肩を撃たれて倒れ込むマヤ。三日目(水)を終わって、まだ誰もファイターに変身していない。果たして明日はーー
ユリはマヤを助け様と駆けつけるが、テロルが待ち構えていた。ユリはオレンジファイターに変身。SATカーで応援に来た勇二と合流。テロルを追い払い、マヤを病院へ運んだ。ユリは自分を倒すために、マヤの命まで狙うテロルの卑劣さに怒り。きっと自分の力でテロルを倒して見せると誓った。あくまでユリに的を絞ったテロルは、入院中のマヤの命と引き換えに、ユリを”吊り橋”に呼びだした。命懸けの決闘を控えたユリはマヤを一目見ようと病院を訪れ、もう、かなり回復したのを見届けるとテロルの待つ吊り橋へ。一方、ブルコンから緊急事態を知らされた哲夫と勇二もユリを助けに出動した。
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吊り橋の上を走りながら変身する哲夫と勇二。戦闘中のオレンジファイターと合流するや、トリプルファイターに変身してテロルを倒した。そしてエピローグも入院中のマヤを見舞ったユリが、次の戦いに向かう決意を胸に”別れ”を告げて終る。このエピソードはドラマ主体で、その分、ファイター達のアクションも極端に少なかった。レッドファイターとグリーンファイターの出番は最終回。それも短い”立ち回り”の後、トリプルファイターに変身。テロルとの決戦も、あっけ無く終わる。その分、ユリとマヤの芝居が多かったのだが、これは”毎日がアクション”と言う企画から、少しはずれた冒険作だった。そして、もし、この作品が”良い”となれば、アクションだけと思われていたトリプルファイターに”ドラマ路線”を持ち込む事が出来る。ーーー
安藤達己的回想:このエピソードは”伊豆シャボテン公園”とのタイアップで、スタッフが泊まったのは”城ケ崎”に近い東拓(現在の海洋公園)だった。円谷プロとは”ウルトラマン”の頃から、親交があったらしく撮影には随分協力的だった。デーモンカーのバックにある地球儀の様な建物は水族館で、東京方面から、ここを右折すれば”伊豆シャボテン公園”まで、ほんの10分。格好の目印になっていた。地球儀の横は”ソテツガーデン、ランド”と名付けられ、オリエンテーリングが楽しめる様な広場とドライブインレストランが建設中だった。ここはデビラの訓練場所として使ったが、これ等の施設は全て”シャボテン公園”の経営。今はどうなっているのだろう?
吊り橋と灯台は当時のままで、切り立った崖に砕ける波は、今も変わらない。この付近の海岸は岩場ばかりで、画像としては綺麗だが、”立ち回り”を演ずる俳優さんは大変だったろう。そうそう、今回の主役だった”マヤ役”勿論、新人だったが、撮っていて楽しい雰囲気のある女優さんだった。
バイクには哲夫が乗る事になった。免許の無い勇二では、バイクを格好良く乗り回す、なんてとても出来ない(失笑)。今回も、勇二が運転するSATカーがデーモンカーを追う場面で、車が縁石を擦った。ア~ァ
撮影前のロケハンの時、海を見下ろす高台に小屋があった。人は住んでいない様子なので、案内を頼んだ地元の人に聞いてみると、”イルカ”の監視小屋で、長老がここに陣取って漁船群の指揮を取り、イルカを港に追い込んで一網打尽にしたそうな。当時、伊豆のイルカ漁は有名だったが、国際批判が激しくなった今も、続いているのだろうか?ーーー
コメント
安藤監督回の順次解説、楽しみにしています。テロルの回の観た当時は、さんざ2つの心臓をアピールしまくって、すごくショボい倒され方のテロルにがっかりだったのですが、ストーリー重視の結果だったのですか!
あと、このロケの頃はまだ寒かったのでしょうか?後の時代であれば、伊豆に女子2人の話と来れば、砂浜で水着でビーチボール遊び、くらいやりそうですが、当時はそういう話は無かったのでしょうか‥‥
何か、撮りたかったけどボツになったネタなども紹介していただけると楽しいです。
投稿者: 昭和の子 | 2009年11月06日 19:45
昭和の子さん:ご愛読ありがとう!トリプルファイターは、それまでの円谷作品のように、変身後の数分で2・3百万円を使うミニチュアーや合成が使えず、ある意味ではショボいのですが(笑)、このエピソードはアクションが極端に少なかったですね。女の子二人の友情がテーマで、ユリが私服で出演がするのが精一杯で、水着までは、とても無理でした(笑)。もっとも、城ケ崎付近に砂浜も有りませんでしたがーーボツにする映像を撮るほどフィルムを、十分に使わせて貰えなかった(苦笑)。
投稿者: 安藤達己 | 2009年11月07日 08:51
成る程!それで多少NGっぽいカットもあったりするわけですね。
ところでテロルの回と言えば、ネットオークションで台本の表紙をみかけ、タイトルが「砕け!テロル、たたかえ!バギー」となっていたのですが、実際のSATバギー登場は後回しでした。これは土壇場で変更されたのでしょうか?予算との闘いもいろいろエピソードありそうですね(笑)。
投稿者: 昭和の子 | 2009年11月08日 19:28
昭和の子さん:成るほど!そんなタイトルがありましたか?SATカーがスポンサーからの提供で、アクションで使うと、すぐ具合いが悪くなり、急遽、バギーを使うことになったのですが、この回に間に合わなかったんだと思います。それにしても、昭和の子さん!こんなマイナーの作品を好きになってくれて”感謝!感謝!”
投稿者: 安藤達己 | 2009年11月17日 08:43