第19回関正子杯小中学校生卓球大会(写真をクリック⇒拡大)
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おぼんの真っ只中・8月13、14日に関正子杯小中学生卓球大会は開かれた。私が会場の東京武道館に着く頃には、すでに90テイームの参加選手が熱戦を繰り広げていた。この大会は変則的だが予選リーグを中断して入場行進を行う。地方から参加して、前日から泊まっているテイームは良いとして、当日、遠方から参加して来るティームのために、第1回大会から開会式は午後1時からとなっている。12時を過ぎると、40台も使っている卓球台は、進行係りの先生の指示に従って、会場で手伝っている大人と選手達が協力してアッと言う間に片付けてしまう。
選手達は入場口でティームごとに集合。先頭の選手が用意してあるプラカードを持って、合図を待つ。会場には関杯のテーマソング、”未来へ”と”ファイト、ガッツ、スマッシュ”が流れ、いよいよ選手の入場行進だ。大会に参加している選手に取って、卓球日本選手権が開かれた同じ会場を使った関杯は”晴れ舞台”なのだろう。”うつむきながら”の行進もあれば、”上気した顔で”入場してくるティームもある。
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全ティームが整列し終わると、開会式を手短に切り上げ、すぐに試合が始まる。参加条件は、いたって単純”中学2年生以下が6人以上で1ティーム”だけ。だから、中学校単位の参加もあれば、クラブティームは勿論、2校、3校が共同でティームを組んでいるところもある。ティーム力も”全中”で勝負できるクラスから、卓球を始めたばかりの選手で編成しているところまで、さまざまだ!
この大会は関正子・元世界チャンピオンが”選手のための大会を開きたい”と言う、熱い思いでスタートした。進行を務める先生方は大変だろうが、予選リーグで負けても、卓球台が空いていれば相手を見つけて練習試合が出来る。大会1日目が終われば、指導に当っているコーチや先生方が参加して”関正子を囲む懇親会”が開かれる。懇親会ではザックバランに”卓球技術”についての問題や疑問が話し合われ、若い指導者に関さんや、実績のある先生達が適切なアドヴァイスをする。引率者は先生が多いから、話は多方面に亘り、難しい中学生の生徒指導についてもベテランの先生が”自分の経験談”を話す事さえある。そして、この会合に必ず参加する先生の一人が
桂萱(かりがや)中学校を指導するS先生だ。群馬県の公立中学校の教員だから、当然、何年かに一度、学校は変わる。変わらないのはS先生が卓球と教育に掛ける情熱だ。卓球部の顧問だから、生徒には”卓球が強くなって欲しい”と技術指導に余念がないのは当然として、人間教育にも力を注いでいるのが見てとれる。入場行進での規律が取れた元気良さは一際目立つし、試合中の応援態度も立派だ!挨拶もキチッと出来る。きっとS先生は、卓球を通じて、義務教育中の生徒に”目的を持つ大切さ”や”正々堂々と生きる尊さ”を教え込もうとしているのだろう。元来、関杯は卓球日本の復活を夢見て、より多くの人が卓球を楽しみ、卓球人口の底辺が広がれば、頂点に立つ人の技術も高くなると信じて運営してきたが、S先生は、顧問として卓球指導は勿論だが、子供達が社会人に成る日をも視野にいれている。それは”卓球が強いだけの人間で終わって欲しくない”からだろう。
卓球にかける情熱なら八王子六中のO先生にかなう人は居ない。家族に取っては迷惑な話だが(笑)、生活の全てを卓球指導に捧げて(?)いる。東京代表で卓球の全国大会に出場するような中学校は、小学生の段階から強かった選手を集めるのが普通だ。ところがO先生が顧問をしている中学校には、そんな生徒は居ない。中学校に入ってから卓球を始めた子供ばかりだ。定年を真近に控えても、”自分の教え子を全国大会に送り出したい”と言う情熱は燃え上がるばかり。奥さんに愛想を尽かされようと、そんなことに怯む気配も見せず、ただひたすら、生徒と共に夢を追う。
卓球に魅せられた原点は、”30年前に押し付けられた卓球部の顧問を引き受けると、選手の頑張りで東京都大会で3位に輝き、その感動に酔いしれた先生は、子供から貰った感動の恩返しをしたい。”と言うものだった。それから30年、O先生は今もその恩返しのために生徒を指導し続けている。
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大会も2日目、午後からベスト4によるリーグ戦が始まった。男子は丸善クラブが3戦全勝、他の3ティーム(市川六中クラブ、TOMAX、鴻巣北中学校)は1勝2敗で並ぶ大接戦。言い方を変えれば、丸善クラブだけが抜け出していたと言うことになる。まれに見るほど”優勝争い”が白熱したのは女子決勝リーグだった。本命と目されていた武蔵野中学校は27回連続で全国大会に出場。今年も当然のように関東大会を勝ち上がった。勿論、関杯に3年生は出られないが、その強さは誰もが認めるところ。ここと優勝を争ったのが美鷹クラブ、なんと!小学生だけで出場して来た。優勝を争う2ティームの勝敗は5番手まで持ち越され、3-2で美鷹クラブの勝利。6人の選手たちは無邪気に喜びを爆発させた。この子供達が順調に育てば、10年後に日の丸を背負う選手が出てくるかも知れない!
大会も無事終わり、心地よい疲れと満足感、ほのぼのとした期待が私の心をを満たしていた。
コメント
安藤会長あっての関正子杯卓球大会。
大会の趣旨を安藤氏にプログラムに掲載し徹底しているのだが・・・。
中学校名で出場しないで、小学生を入れて参加したり、他県から選手を召集して参加したり・・・・どうも関杯の趣旨を理解していない監督がいることは残念なことだ。純粋なチームで参加しているチームに失礼にあたる。勝てば良いという参加はいつか潰れる。
一番大切なことは、監督の生き方だ。
子供たちが大きなこころの紛失につながる。こどもが気がつけばだが。
親もそのような風潮があるのだろう。
八王子6中のようなチームが数多いのに、反省してもらわなければ。
来年の参加規定にはそういった規則をいれなければ。最後はきれいに終わりたい。
投稿者: 多田 | 2009年08月23日 10:46
多田さま:関杯は義務教育中の選手ばかりだし、卓球が上手ければ良い。とか勝てば良い。だけじゃなく、フェアープレイの精神も教えて欲しいですね。選手達が”生き方”の手本に成る指導者に出会って欲しいーーと願っているのですが。
投稿者: 安藤達己 | 2009年08月25日 08:46
関杯お疲れ様でした。今年は参加できずホントーに残念でした。公立はなかなか難しいところもあります…というのは言い訳ですけど…。今年の大会は自分にとっていろいろなことがあり,複雑な気持ちになりました。
しかし,八王子の中学校はすごかったですね。ビックリしました。やっぱりああじゃなくっちゃね。O先生には頭が下がります。
コメント遅くなりすいません。
投稿者: C葉のY田 | 2009年08月28日 10:45
Y田さん:Yさんのティームが参加してないと寂しいですよ。今年は、福島からの名物監督も居なかったしーー
O先生への応援、ありがとう!
投稿者: 安藤達己 | 2009年08月29日 08:45
まだ開票中ですが,速報!安藤達己的毒舌…総選挙編をお願いします。
投稿者: C葉のY田 | 2009年08月30日 21:25