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ダヴァオ紀行:その46 インターネットカフェ(写真をクリック⇒拡大)

パナボバスストップ.jpgイッカイ・ワールド.jpgダヴァオから30数キロ、パナボと言う町がある。鉄道が無いミンダナオ島では、庶民はバスに頼るしかないが、マイカーを持つ人は大都会、ダヴァオの喧騒を嫌って田園風景が残るこの町に居をかまえる。毎回、交流を重ねてきた”ダヴァオ桜会”の会員の中にも、ここに住む人がいる。その中の一人、O氏はなんと!ネットカフェを経営していた。これまで農畜産業や飲食店を経営している日本人には会ってきたが、時代の最先端を行くIT関連の経営をしている人は始めてだ。早速、”店を見たい!”と申し出ると、”どうぞ、どうぞ”と快く、応じてくれた。ダヴァオのバスターミナルから1時間、パナボ市のターミナルに着くと、小さな出店がひしめき合うように並んでいた。この付近が市の中心地と言うことになる。中心地と言ってもレストランや雑多な店が30数軒ある程度で、のどかなものだ。その一等地(?)にO氏が経営するワールドネットカフェはあった。店に続く階段の幅は狭く、丁度、開店二周年のサービス週間が終わったばかりで、入り口には垂れ幕やビラが貼ってあった。
ネットゼンイン.jpgゲ-ム10.jpg中に入ると、右側は通路、左側が三っつのブロックに仕切られていた。受付けの向こうは、学生らしき若者が、隣の客と肩が触れ合うほど狭いスペースの中で、パソコンのモニターに見入っている。モニターの数はざっと40。奥の長椅子で席が空くのを待っている学生もいる。こんなに若者が集まっていても、人声は全く聞こえない。丁度、今は学年末(六月が新学期)で学校は休み。どこの国でも十代の子供達はパソコンゲームが大好きだ。だが、フィリッピンのPC普及率は一桁。当然のように学生達はネットカフェに集まる。ここのブロックはゲーム専門で、ゲーム以外にパソコンを使うわけには行かない。その分1時間の料金が、たった10ペソ(20円)と信じられないような安さだ。
コシツ・ソト.jpgコシツ15.jpg他の2ブロックは、普通のネットカフェ。個室スタイルで40室もあり、中は2畳もないスペースにPCと椅子が一つ、横になるのはとても無理だ(笑)。勿論、ゲーム以外も出来る。定員は2名。貴重品は自己管理。ポルノサイトは禁止。と張り紙があった。こちらは1時間、15ペソ(30円)。
インターネットへの接続スピードを聞いてみると、私の予想より遥かに早く・2、7メガビット、常に1メガ以上は出ている言うから立派なブロードバンドだ。ウイルス対策も、客が帰る時に電源を切れば、必ず初期設定に戻るようにセットされて、ここのPCは感染したことがないと言う。従業員が7人もいて、これだけ人が入っている。かなりの利益を上げているのかと思えば、一ヶ月平均、30,000-ペソ(60,000円)程度で、副業の収入の方が多いそうだ。ついでだから(笑)、副業を聞いてみた。O氏はPCを使って印刷屋の様なことをしている。な~るほど!名刺や招待状のように何百枚単位の印刷物は、早くて綺麗に仕上がるからパソコン普及率の低いフィリッピンでは結構、注文があるのだろう。奥さんは奥さんで、商才があり、種類の多い果物の収穫時期に、果物に合った輸送用の木箱やダンボール箱を農家に納めている。二人の副業収入が本業より多いとなれば、子供2人の4人家族。物価の安い、この地なら、余裕のある生活を楽しめるだろう。”羨ましいなぁー”
ネオンダフウフ.jpgO氏と奥さんの出会いは15年前にさかのぼる。日本で出会った二人は、意気投合して、程なく結婚。4年前には物価の安い、奥さんの故郷で暮らすことを決意。パノボ市にやってきたが、外国語を素早く使いこなす才能と、商才に長けたO氏は現地に多くの友人を作り、この地に合った事業を考えていた。そんなある日、パソコンの普及率が低いことから、思いついたのがインターネット関連の商売だった。一等地の二階に貸し店舗があり、割安だったので、店面積200ヘーベの権利とPC、その他の費用を含めて50万ペソ(100万円)を投資。ネットカフェをオープンした。家賃が22,000-ペソと安かったお陰もあり、商売は軌道に乗り始めている。
さて、まだまだ若いO氏夫妻、次は何を仕出かすのだろうか?期待して、将来を見守りたいカップルだった。

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フィリッピン事情:最近の新聞から・アロヨ・オバマ.jpg任期があと1年もないグロリア・アロヨ大統領が突然のようにオバマ米大統領と会談。ミンダナオ島の政情安定のためにMILF(モロイスラム解放戦線)と和平交渉を再開するそうだ。ついこの間、夫のホセ・アロヨは賭博関係者からのワイロ騒動で、国民が反アロヨ運動を起こしたのに--今度は自分の人気取りに走っているらしい!消息通は次期大統領選挙(2010年)への出馬を取り沙汰しているが。アロヨ政権は2001年の大統領選で副大統領に当選。エストラダ大統領が収賄がらみで失脚後、すったもんだの挙句、繰上げ大統領となり、2004年の大統領選で当選。結局は変則的な形で9年間も在位している。フィリッピン大統領の任期は6年。再選ナシの筈だが---
エストラダ.jpgこの動きを牽制するかのように、恩赦で終身刑をまぬがれたエストラダ元大統領が本職の俳優に戻り、映画の主役を演ずると発表した。大統領選を1年後に控えた今、この動きも様々な憶測を生む。そうそう、夫のペグニノ・アキノ氏がマニラ空港で暗殺され、1986年の選挙でマルコスがコラソン・アキノ(ペグニノの妻)に勝った筈が”選挙結果に不正があった。”と国民の怒りを買い、フィリッピン国軍にまで裏切られて”独裁政治”に終止符を打ったマルコスは亡命先のハワイで死亡。今は故郷に葬られている。そして今年の8月、ピープルズパワーの応援でマルコスを追放。第11代大統領になったコラソン・アキノ氏もガンの悪化で他界した。時間は無常にも大事件を歴史の中に閉じ込めて過ぎて行くが、今、不可解な動きを始めたフィリッピン政界に何が起ころうとしているのだろうか?

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コメント

どこの国も大変ですね。いつ何が起こるかわかりません。世界平和はありえない夢ですか?

毎日、新聞を見ていると恐い記事ばかり・・・。

ある意味、日本は平和。
ある意味、日本は平和ボケ?

テレビも悪い! 電車も安心して乗れないですが。

どこかの国に住み込もうかなと!

多田さん:今日も、イラク(バクダッド)の自爆テロが新聞に載ってたっけーーアフガニスタンでは大統領選挙の投票が始まっているが、タリバンが妨害するとか?日本は総選挙の真っ只中。有名女優は麻薬容疑で逮捕!
落ち込みそうな事件が多いけど、めげずに生きるっきゃないか。

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