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ダヴァオ紀行:その45 サマール島 マンゴー・ファーム(写真をクリック⇒拡大)

オミヤゲ.jpgファ・メンセン.jpg定宿にしているグランドメンセンホテルで、社長と四方山話をしていると、テーブルの上に一際大きなマンゴーが運ばれて来た。”わぁー、日本産だったら¥5000-だなぁ。”と声を上げると、社長が”なぬっ!”とばかり目をむいた。こちらのは完熟すると表面が鮮やかな黄色になる。宮崎県産のような赤と緑がブチになっている種類とは明らかに違う。味は似たようなもんだが、似てないのは値段だ!ダヴァオのやつは1キロあっても、せいぜい50円。私は5000円も出してマンゴーを食べるほどグルメでもないし、金持ちでもない(失笑)。
果物の町・”ダヴァオ通い”が始まって20年。これまでプランテーション(同一農作物を大量に生産)と呼ばれる農園に行った事がない。そんな話をしていると、何と!社長の妹が持つマンゴー農園がサマール島にあると言う。”えっ!行って見たい。”と思わず口走る。社長は丁度ホテルに来ていた妹、マリリンの携帯に電話を入れる。5分もしないうちに、品の良い50歳がらみの女性が現れた。私のガイドも同席していたので話はアッと言う間にまとまり、最近、午後になると海が荒れるから1時前にはホテルに戻った方が良いだろう、と次の日の午前8時、農園の従業員が車で迎えに来ることになった。
バージ.jpgササ・ジュウタク.jpg翌日、ダヴァオ側のササ桟橋に着いたのが8時30分。カーフェリー(バージと呼んでいる)を待つ車が多いのに、売店が一軒も無い。ガイドの話だと2003年、ダヴァオ空港とササ桟橋でテロによる爆弾事件が発生、死者が出たため、出店禁止になったそうだ。係員の指示に従ってカーフェリーに乗り込むと、対岸のサマール島がはっきり見える。距離は1キロ位だろうか、橋を架ける計画はあるが、海上に架ける橋となると、高度な技術とお金がかかるので、なかなか実現しない。桟橋の左手には竹馬に乗ったような海上住宅が密集していた。これも不法占拠なのだろうか?
船が桟橋を離れると15分で対岸のサマール島に着く。なるほど、朝の海は穏やかで、ほとんど揺れなかった。下船した私達の車はマンゴーファームに向けて、海岸沿いの細い道を進む。海側には海水浴場とバンガロー風の宿泊施設が次々と現れ、見覚えのあるパラダイスアイランドも木の間越しに見えた。ハイビスカスやブーゲンビリヤに囲まれた豪華な別荘もある。ダヴァオからこの島に橋が架かれば、この一帯が高級リゾート地になるのは明らかだ。それを見込んでいるのか、造成中の宅地もかなりあった。
ノウエン・スタッフ.jpgマンゴ・オンナ2タリ.jpgデコボコ道を15分のドライブでマンゴーファームに到着。従業員が数人、木陰で待っていてくれた。この付近のマンゴーは先週、収穫期を迎え、1000本分の果実が味の素に輸出された。日本産のマンゴーは、温室でツタのように見える木で実を付けているが、フィリッピンの木は大木になる。一本の木に500~2000ものマンゴーが実り、同じ木から一年に3回も収穫できる。この農園では2000本の木を1000本づつ二組に分け、収穫時期をずらして年6回、収穫している。42ヘクタールもあると言う敷地を進むと、次に収穫するマンゴーに一つずつ覆いを被せていた。実も、大分大きくなっているが出荷するにはあと2ケ月必要だとかーーそれにしても日本企業の海外進出は凄い!まさか私の泊まるホテルの関係者が持つ果実園のマンゴーが全て”味の素”に買い取られてるとはーーー
Grand Men Seng Hotel (電話) 082-221-9040

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ドラゴン.jpg経営者は、次なる輸出用果実の栽培を目論んでいた。コンクリートの柱で支えたサボンテンをどうするかって?これ、ただのサボテンじゃないんです。日本でも、出回ってきたドランゴンフルーツがなる木(サボテン)がこれなんです。桃、栗三年と同じように3年目から収穫できるそうですが、この木はまだ2年。来年から、いよいよ出荷の予定だとかーー気候に恵まれている地域だから、ドラゴンフルーツの市場価格が下がっていなければ、マンゴーと共に、この農園の主力作物と成る筈です。現在の作付け面積は、僅かに5ヘクタールだが、今後が楽しみな商品だ。他にも、小規模だが高温多湿の気候に合ったマッシュルームも栽培していた。設備はいたって簡単。背の低いビニールハウスの上にヤシの葉を被せ、日光をさえぎってやればキノコが育つ。
マッシュ3.jpgゴヤバーノ2.jpg現在は手の空いた人が収穫している程度だが、健康に対する意識が強まれば、当然、キノコ類の需要が増える。私はスープ以外に、このマッシュルームを食べたことがないが、きっと他にも美味しい料理法があるに違いない。農園の中には色々な果物の木がある。特に植えたわけではなさそうだから、勝手に生えてきたのだろう(笑)。周りにトゲがあるゴヤバーノは血中の酸化を防ぐ効果があるとかで、味は兎も角、日本なら健康ブームに乗れそうな一品だ。ほかにもアティスと言う、やたら種が多くて、トロッとした舌ざわりの果物があり、これは疲労回復の特効薬だとか、ピングータンピースは女の子が喜びそうなピンク色の可愛い果物で、美味しいとは言えないが喉が渇いた時に食べてみたかった。
ピングタンピース.jpgこのように、マンゴーファームを散歩していれば、エキゾチックな木の実がそこらじゅうにあり、退屈することはない。物好きな私は、片っ端から味見をしたが”まずくて食べられない”ものは無かった。特に、”健康に良い”なんて言われると、新しい漢方薬を見つけたような興奮を覚える(笑)。
いつの間にか3時間が過ぎ、海が荒れ始める午後に差し掛かってきた。急いで車が待つ作業所に戻り、木からもいだばかりのヤシの実を豪快に叩き切ってもらうと、ストローを突っ込んでココナッツジュースを一飲み。クーラーの効いた車でカーフェリーの待つ桟橋に急いだ。

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コメント

貧富の差が見えます。それにしても日本企業は・・・。それにしても、映っている若い女性が気になりますが?
あ!ガイドですね!
行ってみたいが危ない気がして、恐い恐い。安藤さんも気をつけてください。一緒なら行けますね!毒舌がなくて残念。

サマール島なんて地図にはありませにせんよ。ダバオ湾にある小さな島かな?その妹さんは金持ちですね。

多田さん:貧富の差が激しいと言うより貧の方が圧倒的多数です。やっぱりモデル兼ガイドの女の子が気になるでしょう(笑い)。ダヴァオに行く度に違う人に協力して貰うのは結構、大変なんですよ!私の苦労も察してください。当り!サマール島(Samal)はダヴァオ湾内にある小島です。でも淡路島位の大きさかなぁ?普通の地図には載らないでしょう。Samar島は地図に載ってますが、そこではありません。

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