ダヴァオ紀行:その44 教会(写真をクリック⇒拡大)
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フィリッピンはクリスチャンが圧倒的に多い。私の友人も、殆どがカトリック信者だが、たまに新興宗教っぽい宗派に入っているクリスチャンもいる。違いを説明してくれる友人の話に耳を傾けても、宗教音痴の私には見当が付かなかった。プラカードを掲げて広場や運動場で大集会を開いているのは大概、この手のカルトだ(違ったら失礼)。
国民の90%以上がクリスチャンなのに、ここミンダナオ島だけは回教徒が人口の3割を占めているそうだ。回教徒が求めていたフィリッピンからの独立運動は10年前に決着したが、今も社会不安の火種になっている。ダヴァオ市内でも夕方になるとコーランを唱える声が聞こえてくる。以前泊まったホテルの引き出しには”回教徒の経典(コーラン)”が入ってた。
”ダヴァオ通い”を始めて20年になるが、これまで教会に行ったことがない。今回は敬虔なカトリック信者に頼んで日曜日の礼拝に連れて行って貰うことになった。ホテルからタクシイーで10分程だから、ダウンタウンの中心部にその教会はあった。そんな短い道中なのに学校と教会がやたら目につく。無神論者の私だから、普段、出歩いていても興味の無いものは気が付かない(笑い)。でも教会に向かっているせいで、それらしい建物が見えると、いちいち友人に確認する。思った通り教会だ!それも立派な建物が多い。
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朝・8時まだ目覚めぬ町の交差点でタクシーを降り、ホーリークロス大学の派手な建物を過ぎて左に曲がれば教会の入り口だった。門の外には生花・ローソク・線香を路上に無造作に並べて売っている人が3人。もう一つの入り口には、タクシーより近距離を走るハバルハバルと呼ばれるバイクがたむろし、なぜか水遊び用具を売るおじさんが一人、声を掛けて来た。屋台のアイスキャンデー屋もある。ここダヴァオでは人の集まるところには、必ず物売りが居る(笑い)。
チャペルの中は”日曜礼拝”の真っ最中。中に入って良いのやら、迷いながら構内をうろうろしていると、薄暗い小屋があった。覗き込むと線香の匂いがぷーんと鼻をつく。目が暗さに慣れてくると片側はローソクが何十本も灯され、反対側は線香が燻っていた。教会の敷地にお墓はないが、先祖の供養のためにローソクと線香を供えるのだろうか?思い切って友人に、”中に入っても良いか?”と聞くと、”出入り自由”だと言う。それなら早く教えてくれれば良いのにーー
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抜き足差し足、礼拝堂に入ると、高い天井とシャンデリアの灯りが眩しいほどだ。フロアーは磨かれ、ステンドグラスを通して外光が厳かに差し込んでいた。信者たちは両手を広げ牧師さんの”説教”に耳を傾けているが、さっぱり聞き取れない!”これ英語?”と小声で聞いてみる。”ビサヤン”。分からない筈だ。今は現地語の礼拝時間(約1時間)で次が英語。これを12時まで交互に繰り返し、牧師さん達も交代するそうだ。不謹慎かと思ったが、”構わない”と言う友人の言葉に従い写真を撮り始めて10分も経たない内に群集が説教台に向かって動き始めた。私も端の通路を急ぎ足で最前列へ、ずうずうしくもカメラを構えた。敬虔な信者たちは一人ずつ、前に出ると頭を下げ、牧師さんは、何やら液体(聖水だと思う)を振り掛けていた。これが”日曜礼拝”最後の儀式らしく、祝福された信者たちは外に出て行く。
私も脇の出入り口から外に出ると、帰途に着く人々と入れ替わるように、次の礼拝(英語編)に来た信者がチャペルに吸い込まれてゆく。信仰心の無い私だが、内部の美しさに圧倒され、厳かな雰囲気に感動し、心が洗われた様な気がしたところで、外の暑さに気が付き(笑い)、開いている喫茶店に飛び込んだ。汗が収まったところで、タクシーを拾ってホテルへ。明日は東京に帰る日だ!はてさて、最後の日をどうやって過ごせば良いのだろう??時間はまだ、朝の9時半、まずはホテルで一休み。目が覚めたところで、こちらで知り合った悪友にでも連絡を取ってみるかーー
ダヴァオの誰とは言えないけれど:滞在中お世話になる”ダヴァオ桜会”のメンバーがSMショッピングモールにあるサンミゲールビール直売店に集まっていた。私も誘われたので”生ビール飲み会”に参加。ほろ酔い機嫌になったところで、Aさんの奇妙な話が始まった。どちらかと言えば、高齢な会員(ごめん!)が多く、日本なら運転を止める歳になっても、交通の便が悪いこの地では車が必需品だ!当然のように免許証がいる。免許証があれば更新時期がやってくる。どこでどう間違ったのか、Aさんの免許証には”国籍フィリッピン”とあった(?)。悪友たちは”容貌のせいだ(笑い)”と言っているが、本当のところは免許証を交付した役人にしか分からない!更新時期を迎えたAさん、日本国籍に直そうとしたら係官が、しげしげとAさんの顔を覗き込み”フィリッピン国籍だと、何か不都合があるか?”と聞いてきた。”これまでに不都合は無かった。”と答えると、”記載事項を変更するには時間とお金が掛かるしフィリッピン国籍の方が何かと便利だぞ!それでも変えたいか?”と聞いてきた。
だから、Aさんの免許証は今もフィリッピン国籍のままだ!?本当だよ。
コメント
行きたい! ダバオに! でも新聞で危なさそうですが?
投稿者: 多田 | 2009年06月28日 12:54
海外への一人旅は何処に行っても、それなりの危険はあります。自己責任ですよ。ミンダナオ島の中では、ダヴァオ特区と呼ばれ比較的安全です。それもこれもダーテイハリーなんて呼ばれる市長のお陰かな?
投稿者: 安藤達己 | 2009年06月29日 11:14