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ダヴァオ紀行:その42 イーグルセンター・09(写真をクリック⇒拡大)

09eagle.jpg今年の新奨学生はドリーサラス(女性)一人、生徒が一人だけでは寂しいだろうと、昨年イーグルセンターに行った二人の学生・私とガイドを含め5人でフィリッピンワシ本部からの車を待つことにした。当日の朝7時30分、電話が鳴った。出てみると生徒が二人、早々とロビーに来ていると言う。私は起きたばかり、約束は8時半だった筈なのにーーーレセプショニストに”レストランで朝食を摂らせておく、”ように頼んで大急ぎでシャワーを済ませ、降りて行くと、二人は何も食べずに、テーブルの上には水のグラスだけが置かれていた。一寸、早過ぎるが私もオカユの朝食をオーダー(本当はバイキングだが、ここのウエイターはいつも私の朝食を揃えて呉れる)、二人には果物を勧めた。後の二人は時間通りに現れ、9時になると迎えの車に乗り込んだ。例年、センター内を案内してくれてるタチットが出張中で、代わりにサンドラが来たが、生徒二人が1時間も前に現れた話をすると”フィリッピンでは時間前にやってくる人は滅多に居ないから、本当にユニークな生徒ですね。”と大笑いになった。
ニュウジョウリョウ.jpgエントランス.jpg定宿のグランドメンセンホテルを出発して1時間。木立に囲まれたセンターに到着。去年は工事中だった入り口のビルが完成。白くて近代的な形が目を引く。去年までダウンタウンにあった事務所もここに移転。余分な経費を省くと同時に、フィリッピンワシ本部の全機能が集約されたことになる。早速、センターの責任者タデナに合いたいと言うと、何と!去年、退職したそうだ。
昨年から始まった”世界不況”が影響したのだろうか?自然保護団体は財政的な基盤が弱い。特に発展途上国では先進国からの寄付に頼らざるを得ない。現状の世界経済を考えれば、イーグルセンターの運営だって大変なのだろう。
現在の責任者は若干30歳の女性、アニメイで13人のスタッフを統括している。今も時々タデナに相談しているそうだが、困難を乗り切って、美しい鳥、フィリッピンワシを絶滅から救って欲しいもだ。
sewani.jpgセンターは猛禽類を主体にした小動物園のような施設だが、現在飼われている動物は36羽のフィリッピンワシ・5種類のワシ・3種のフクロウ・哺乳類4種・クロコダイル・オウム等だ。
施設の広さとフィリッピンワシが一羽づつ大きなケージが要ることを考えると、ワシを野生に戻さないかぎり、ここで飼育出来る数の限界を既に超えている。幸いな(?)ことに昨年の繁殖シーズンは雛が孵らなかった。野生に戻す試みも昨年2羽、放鳥されたが、1羽は家畜の近くに度々飛来。銃弾を浴びて死。もう一羽は人里を離れず。センターに戻された。結局、フィリッピンワシの放鳥計画はこれまで一羽も成功していない。今年こそ放鳥を成功させて、繁殖から野生復帰への道筋をつけて欲しいーー
日本でもコウノトリ・トキを野生に戻す実験が進行中だが、里山に住む鳥でさえ、自然繁殖まで辿り着くのは容易じゃない。日本のスタッフもあと一息、放鳥された地域の皆さんもこのプロジェクトを後押し、してーー

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安藤達己的:新インフルエンザ顚末記・ダヴァオ出発まで一週間もないと言うのにメキシコ発の新インフルエンザの発生で、新聞はこの記事一色。成田では映画に出て来そうな服装で検閲官が到着便に乗り込む。このウイルスを水際で食い止める作戦だとかーー日を追うごとに、ウイルスの毒性が低いことも、感染条件も分かってきているのにだ!私もパソコン用品を買いに行くと入り口で、女性に手を消毒された。
慌ててマスクを買いに走る!成田空港では、さすがにマスクを着けた渡航者が多い。息苦しいが仕方ない。私もマスクをして機上の人となった。飛行機の中でイミグレイションカード以外に、北米・メキシコの渡航暦と健康状態を申告する調査書が配られた。マニラ空港ではサーモグラフィも見当たらず、全く、普段と変わらない。日本人以外、マスクをかけている人は居ない。ダヴァオでは”海外旅行者情報で”メキシコへの渡航自粛を呼びかけていた。
帰国すると新聞から新インフルエンザの記事が消えていた。このインフルエンザ、毒性が弱く、ワクチンが無いだけで、感染したって、既製の薬が効く!専門家は”ウイルスは変異が早いから油断出来無い”と言うが、そんなら例年流行るインフルエンザも今回と同じ処置を取るのかい?
修学旅行を中止した学校が2000校を超えた。そんな必要があったのだろうか?普通のインフルエンザと同じ対応で良いとなれば、中止にする学校は無かったと思うのだがーー
マスコミの非難を恐れて、判断力を失っている教育委員会。学校生活一度の旅行機会を失った生徒たち。日夜、報道に関わっている記者諸君。この事態をどう思いますか?
判断を委ねられた地方は、労働厚生省の決定を待つばかりでなく、瞬時に駆け巡る情報を集めて自分の判断が出来る能力を養ったらどうだろう。
結局、責任を取りたくないから、こんな結果を招くんだろうなぁ。

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コメント

インフルエンザの件は、自分も失笑するしかないですが
監督もいろいろと災難に見舞われてしまわれたようで
心労お察しいたします。

なんというかインフルエンザの件は
政府などの「事態を甘く見て、もしもなにかあったら責任を追及される」という
危機管理の域を超えた強迫観念みたいなものが
作用していたんじゃないかなと思いますが
それはそれで、国民側にしてみたらはた迷惑ですよねぇ……。

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