快傑ライオン丸の思い出(写真をクリック⇒拡大)
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初めての時代劇で不安だらけのクランクインだった。円谷プロ以外で監督するのは”ガッツジュン”で経験していたから、Pプロで撮るのは気にならならなかったが、時代劇は助監督の経験も無い。脚本は若槻文三で”忍者ものだから、安ちゃんの歯切れのよさで、思い通りに撮れば良いんじゃない!”と気楽なことを言っていた。特撮的要素もあると聞いていたが、ライオン丸への変身にしても、白馬(光丸)が空中を飛ぶシーンにしても、円谷プロの映像とは随分違う(円谷的特撮しか知らない私には、一寸、使いずらい映像だった!)。勿論、一斑編成で特撮班はないから、簡単な合成もミニチュアセットの撮影も全て私が撮ったが、特撮的なカットは意外なほど少なく、むしろ”太刀回り”を撮るのが大変だった。大まかな筋書きは、ゴースンと果心居士(早々とゴースンの刺客に殺害される)の仇敵対決だが、ゴースンは毎回、違った怪人(最後はライオン丸に怪人が爆破されて終わる!)を送り込み、果心居士の弟子、獅子丸・沙織・小助との代理戦争が繰り広げられて行く。
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獅子丸は忍者や怪人と戦い、イザとなればライオン丸に変身する。沙織・小助とゴースン一味の”太刀回り”も多いが忍者同士の戦いだから、普通の映画では使わない逆回転・ハイスピード(と言っても3倍速程度だが)・本来なら合成したい画像もダブラシで修理するし、煙や爆発で怪人を消したり、出現させたり、モンタージュで補えるところは補う。忍者の出現も突飛で、ある時は砂煙の中から現れ、ある時は水中から飛び出し、突然、木の枝に舞い降りたりする。全編激しい”太刀回り”が連続する作品だった。そんな最中に獅子丸が骨折。とても歩ける状態じゃいから”吹き替え”とアップの多用で作品を仕上げ、放映に間に合わせたこともあった。
トランポリンの出番も多い(笑い)。獅子丸からライオン丸に変身すれば”太刀回り”にも変化をつけたい。そこでトランポリンを使って、ライオン丸も怪人も空中に飛び出しての殺陣となるが、双方が”カブリもの”を着けているから捻り、回転も視界の問題があって難しいし、危険も伴う。当然、空中のカットをまとめてプロの人にトランポリンの跳躍をしてもらう。このカットの”繋ぎ”を上手くやって超現実的な殺陣に見せた。
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時代劇らしい白馬(光丸)もレギュラー出演していた。小助の吹く笛で空中を飛んで来るのだが、この映像が何とも微妙な出来上がりで、使うとなると勇気がいった(笑い)。馬が出てくると俄然、時代劇らしい雰囲気になるが、空を飛ぶから地上に降りても背中に大きな羽が付いている。後ろも見える馬は、この羽に驚いて右往左往。馬上の太刀回りが撮れなくて?ライオン丸を早々と馬から下ろし、地上の殺陣に切り替えたことが何回もあった(苦笑)。その上、この白馬は水が嫌いで水を見ると止まったり、避けたりしてしまう。これは調教でも直せないらしく(困ったもんだ)”水煙を上げて疾走する”カットは最後まで撮れなかった?!馬上のライオン丸は調教師に乗ってもらったが、元は競走馬だから、あまり頑丈じゃない、曲乗りみたいなことをして貰うと馬がよろける(サラブレッドは本当に華奢だ)。馬を馬運車から降ろすのも、事前に走る方向を決め、ゴールの場所で降ろさないと上手く走ってくれない。固い岩の上を走れば蹄鉄が外れたりと、競馬じゃないが、馬が出ると予想外のことが起きる(笑い)。
色々な経験をしながら快傑ライオン丸も1クール(13話)が終わり、私が6ッ本撮ったところで、円谷プロの新作品・”トリプルファイター”の準備に入った。そうそう、原作者・牛次郎脚本の”分身魔王デボノバとイワゲバ”は35ミリに焼き直して、劇場公開されたんだっけーー
安藤達己的お願い!早ぇもんよなぁ。ブログでエッセイを書こうなぁんてぇことを思いついて、早や、2年半が過ぎた。130近いエッセイを書ぇたんだから、驚くじゃねぇか!まぁ、当人がそう言ってんじゃ、その通りだろうよ(笑い)。左っかわに”カテゴリ”があるからよ。特撮の好きな方ぁ”特撮日記”をクリックしてやってくんねぇ!日本の季節を感じたい向きにゃ”歳時記”のクリックがお勧めだぁな!ちょいとマイナーな場所だがよ、海外旅行が好きってぇ御仁にゃ”ダヴァオ紀行”のクリックよ!それぞれに面白ぇ話を書いた心算だからよ、友達にもこのブログを紹介してやってくんねぇ!おっとっと、ブログランキングへのクリックも忘れずにな!