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2009年02月21日

快傑ライオン丸の思い出(写真をクリック⇒拡大)

ナカ・コマ.jpgデボ・カシン.jpg初めての時代劇で不安だらけのクランクインだった。円谷プロ以外で監督するのは”ガッツジュン”で経験していたから、Pプロで撮るのは気にならならなかったが、時代劇は助監督の経験も無い。脚本は若槻文三で”忍者ものだから、安ちゃんの歯切れのよさで、思い通りに撮れば良いんじゃない!”と気楽なことを言っていた。特撮的要素もあると聞いていたが、ライオン丸への変身にしても、白馬(光丸)が空中を飛ぶシーンにしても、円谷プロの映像とは随分違う(円谷的特撮しか知らない私には、一寸、使いずらい映像だった!)。勿論、一斑編成で特撮班はないから、簡単な合成もミニチュアセットの撮影も全て私が撮ったが、特撮的なカットは意外なほど少なく、むしろ”太刀回り”を撮るのが大変だった。大まかな筋書きは、ゴースンと果心居士(早々とゴースンの刺客に殺害される)の仇敵対決だが、ゴースンは毎回、違った怪人(最後はライオン丸に怪人が爆破されて終わる!)を送り込み、果心居士の弟子、獅子丸・沙織・小助との代理戦争が繰り広げられて行く。
シ・タチ.jpgサ・タチ.jpg獅子丸は忍者や怪人と戦い、イザとなればライオン丸に変身する。沙織・小助とゴースン一味の”太刀回り”も多いが忍者同士の戦いだから、普通の映画では使わない逆回転・ハイスピード(と言っても3倍速程度だが)・本来なら合成したい画像もダブラシで修理するし、煙や爆発で怪人を消したり、出現させたり、モンタージュで補えるところは補う。忍者の出現も突飛で、ある時は砂煙の中から現れ、ある時は水中から飛び出し、突然、木の枝に舞い降りたりする。全編激しい”太刀回り”が連続する作品だった。そんな最中に獅子丸が骨折。とても歩ける状態じゃいから”吹き替え”とアップの多用で作品を仕上げ、放映に間に合わせたこともあった。
トランポリンの出番も多い(笑い)。獅子丸からライオン丸に変身すれば”太刀回り”にも変化をつけたい。そこでトランポリンを使って、ライオン丸も怪人も空中に飛び出しての殺陣となるが、双方が”カブリもの”を着けているから捻り、回転も視界の問題があって難しいし、危険も伴う。当然、空中のカットをまとめてプロの人にトランポリンの跳躍をしてもらう。このカットの”繋ぎ”を上手くやって超現実的な殺陣に見せた。
ヒカリ4.jpgコ・アップ2.jpg時代劇らしい白馬(光丸)もレギュラー出演していた。小助の吹く笛で空中を飛んで来るのだが、この映像が何とも微妙な出来上がりで、使うとなると勇気がいった(笑い)。馬が出てくると俄然、時代劇らしい雰囲気になるが、空を飛ぶから地上に降りても背中に大きな羽が付いている。後ろも見える馬は、この羽に驚いて右往左往。馬上の太刀回りが撮れなくて?ライオン丸を早々と馬から下ろし、地上の殺陣に切り替えたことが何回もあった(苦笑)。その上、この白馬は水が嫌いで水を見ると止まったり、避けたりしてしまう。これは調教でも直せないらしく(困ったもんだ)”水煙を上げて疾走する”カットは最後まで撮れなかった?!馬上のライオン丸は調教師に乗ってもらったが、元は競走馬だから、あまり頑丈じゃない、曲乗りみたいなことをして貰うと馬がよろける(サラブレッドは本当に華奢だ)。馬を馬運車から降ろすのも、事前に走る方向を決め、ゴールの場所で降ろさないと上手く走ってくれない。固い岩の上を走れば蹄鉄が外れたりと、競馬じゃないが、馬が出ると予想外のことが起きる(笑い)。
ライオン・タチ.jpg色々な経験をしながら快傑ライオン丸も1クール(13話)が終わり、私が6ッ本撮ったところで、円谷プロの新作品・”トリプルファイター”の準備に入った。そうそう、原作者・牛次郎脚本の”分身魔王デボノバとイワゲバ”は35ミリに焼き直して、劇場公開されたんだっけーー
安藤達己的お願い!早ぇもんよなぁ。ブログでエッセイを書こうなぁんてぇことを思いついて、早や、2年半が過ぎた。130近いエッセイを書ぇたんだから、驚くじゃねぇか!まぁ、当人がそう言ってんじゃ、その通りだろうよ(笑い)。左っかわに”カテゴリ”があるからよ。特撮の好きな方ぁ”特撮日記”をクリックしてやってくんねぇ!日本の季節を感じたい向きにゃ”歳時記”のクリックがお勧めだぁな!ちょいとマイナーな場所だがよ、海外旅行が好きってぇ御仁にゃ”ダヴァオ紀行”のクリックよ!それぞれに面白ぇ話を書いた心算だからよ、友達にもこのブログを紹介してやってくんねぇ!おっとっと、ブログランキングへのクリックも忘れずにな!

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2009年02月15日

ハリ供養:浅草寺・淡島天神(写真をクリック⇒拡大)

ナカミセ・ホコウ.jpgセ・ホンドウ.jpg伝法院通りに入ぇると、いきなり”暫く”の出迎ぇよ。”車ご法度!”早ぇ話が、歩行者天国ってぇこった。さすが人力車が人気の場所柄だぁな、味気ねぇロープよりゃ、よっぽどましか。仲見世通りを過ぎて、本堂に向かうが、相も変わらず外国人が多い。日本人に見えたが、言葉が違う。外見だけじゃ、分からねぇもんよ!白人もいたが、会話を小耳にはさみゃ、何語を話してるのか見当もつかねぇが、英語族じゃねぇ!円高の影響で外人観光客がめっきり減ったと聞いちゃいたが、あっしの目にゃ、そうは見えなかったなぁ。いけねぇ、またまた、話がそれたぁな(笑い)。今日:2月8日は”ハリ供養”だってんで淡島天神にやって来たわけよ!浅草寺の本堂を正面に見て左に折れりゃ、右手に”ノボリ”が翻ってたいっ。さして大きくねぇ淡島天神様にゃ、黒山の人だかりよ。近づいてみりゃ、中・高年の奥様方が圧倒的だぁーな(失礼)。
トーフ1.jpg本堂前にゃ、賽銭箱と大きなトーフが置かれ、手を合わせては、持ってきたハリをトーフに刺してたが、この慣わしは昔のまんまだぁな。写真を撮りてぇ御仁はさかんにシャッターを切り。テレビ局もカメラを回しちゃいたが、かっての”華やかさ”は何処へやら?だ。それもその筈、和服姿は目につくが、振袖姿のお嬢さんなんざぁ、望むべくもねぇ(笑い)。考えてみりゃ、あっしの家からハリ箱が消えて久しい。ミシンだって有るにゃ有るが日の目を見るのぁ、何年かに一度。もっぱら、物置の中で時を過ごしてらぁな(笑い)。もう”嫁入り前だから、お裁縫を習おう”なんて云う健気なお嬢さんは少なぇんだろうよ。そりゃそうだ!これだけ着る物が溢れ返ってりゃ、洋服を自分で縫うどころか、ちょいとタケを直そう、なぁーんて言うご婦人も居ねぇやな。
ハ・ボウズ.jpgあっしが子供の頃にゃ、それこそ着る物が無くってさ。兄弟も多かったから、ほとんどが兄貴からの御下がりでよ。肘や膝は、もうとっくに”ツギ”が当ててあったいっ。そのツギに穴が開いたってんで。夜になると、おふくろが裁縫箱を取り出し、指ぬき(皮で出来た指輪でハリが通らないときに使う)をはめるってぇと、”ツギ当てのツギ当て”をしてくれたっけ。ハリが錆びていたのか、あるいは単なるクセなのか、ハリを髪の毛にこすりつけちゃ縫ってたなぁ。そうそう、靴下もカカトに穴が開きぁ、電球に履かせて”ツギ当”の始まりだぁーな(笑い)。
午前11時:一団の坊さんが、世話人に案内されて、”ハリ供養”が行われる”お堂”に入ぇって行った。こっから先きぁ、関係者しか出席出来ねぇ!直ぐにお経が流れて来たが、なぁに、本気でハリ供養に来たわけじゃなし。懐かしさも手伝って、見に来ただけの野次馬よ!この辺が潮時かーー

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カンポ2.jpgカンポ1.jpg安藤達己的毒舌:”かんぽの宿:オリックスへの売却延期:”時の総務大臣は大変なおかんむりよ!何たって、2400億円かけた、70の”かんぽの宿”と九つの”社宅”が一括109億円で落札されたんだからよう。マスコミも、この大臣の尻馬に乗って”落札過程に不透明感”などと、囃し立てちゃいるがよ。ちょっと待ってくんねぇ!仮に”入札に不明朗な点があった”と再入札をやったって、500億や1000億で落札する会社なんぞぁ、有る訳がねぇ。年に50億の赤字を垂れ流してる”不良施設”だぜ。その上、国家公務員だった5000人のリストラは”まかりならぬ!”の御達っしだぁな。
売る側の日本郵政だって、買った側のオリックスだって、専門家を交えて評価した価格が109億だったんだろうよ。そんな事に異議を唱えるほど立派な総務大臣なら、国民から預かった簡易保険の金を、こんな程度の評価しか無ぇ”かんぽの宿”につぎ込み、毎年、赤字を出してきた責任者の処罰をきちっとやってみたらどうでぇ!こっちは50億や100億の話じゃねぇんだ!2400億の話だぜ!
”かんぽの宿”を建設した歴代の総務大臣・当時、郵政省に勤めていた管理職の全員からそれなりの金額を徴収して、損失の一部補填に当てなっ。その上で直接”かんぽの宿”に関わった責任者の氏名を全員公表したらどうでぇ。もう、騙されちゃなんねぇ!入札をやり直したって、無駄に使われた国民の金は戻っちゃこねぇんだからよ!

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2009年02月08日

ダヴァオ紀行:その38 クロコダイルパーク(写真をクリック⇒拡大)

クロ・イリグチ.jpgクロ・カワ.jpgダヴァオで遊園地と言えば○○ガーデンとか××パークと言うところになるが、日本の遊園地では当たり前のお金を払って乗る、乗り物は見たことがない。クロコダイルパークも入園料(100ペソ)を払って入る。園内にはワニ・トカゲといった爬虫類・鳥類・蝶々がいるだけで、遊園地らしい遊び道具は見当たらない。むしろ小動物園と言った方がピンとくる。かと言って、特に話題になったとか、ここでしか見られない動物も居ない!公園からちょっと離れたところを川がゆったり流れていて、猛烈な暑さに慣れていない外人には、川からの涼しい風が何よりのご馳走だ。別料金・50ペソを払って、熱帯地方独特の景色を眺めながら、水と木立に囲まれた舞台で、強烈なビートに合わせて踊る”エスニックダンス・ショウ”を見るのも一興だが、外人観光客が多いわけでもなく、ここに遊びに来る現地の人の目的が今一つ分からない(笑い)。今はもう、かなり上流に行かないと居ないが、50年前には、この辺りにもワニがいて水遊びは危険だったそうだ。それにちなんだ名前なのだろう。町の中心部近くに、この公園はある。
シーイーグル.jpgわにー2.jpgクロコダイルパークのゲートを入ると、先ずはワシの出迎えを受けた。シーイーグルと呼ばれるワシだが、フィリッピンワシを見慣れている私には、大きい!とか、怖い!と言う感じはしなかった。ただ、ケージの中ではなく、手を伸ばせば届きそうな木立の中に繋がれているから、勿論、それなりの迫力はある。すぐ側に、金網で囲われたオリの様な水槽がいくつかあって、一番手前にはワニが一匹、尻尾の先まで入れれば5メーター以上もありそうだ!別の水槽には子供のワニが沢山いたが、あまり動かないワニを見ていても楽しくない(笑い)。次の金網には水が無い!種類の違うワニがノソノソ動いているのかと思ったが、よく見るとこれは巨大なトカゲだった(笑い)。日本でも、デパートが宣伝のために生きた大トカゲを展示したことがあったが、このトカゲはそれ以上の迫力だった。ワニと間違える程だったのだからーー
園内のあちこちにクサリやヒモで繋がれたオウムや鳥かごに入った小鳥も沢山いたが、色が鮮やかなだけで特に変った鳥には見えない(鳥の知識が無いからかも知れませんが?)。目を引いたのはホーンビルと呼ばれるクチバシの大きな鳥だった。クチバシの色も、大きさもまちまちだが、この手の鳥は熱帯地方にしかいないのだろう。派手なのはインドネシア原産だったが地味なミンダナオ島の固有種もいた。
クロ・コカゲ.jpgあまりの暑さに一休みと、動物をかたどったコンクリート製の展示物の様な、遊び道具の様な動物に座ってみたが、木陰になっているだけで、ちっとも涼しくない!ハンカチも汗で濡れてるし、ズボンも肌にまとわり付いてくる。その上、ダヴァオは禁煙都市だから、タバコも吸えない。いらいらするが、残るは生きた蝶の展示場だけだ!折角、来たんだからちょっと覗いてみた。開発が進んでいるとはいえ、まだまだ自然の残るダヴァオ。しかも熱帯地方だから、野生の蝶もアフリカやアマゾンの様に沢山いる筈だと思うのだが、意外に見かけない!細かい網で覆われたビニールハウスの様な中に入って行くと、アゲハ蝶の仲間とモンシロチョウの様なのが数種類、飛び回っていたが、この暑さを我慢するほどの魅力はない(笑い)。園外に出て、イップク出来る所を探していると、さっきの川が見えてきた。水面を渡って来る風は格段に涼しい。客待ちをしているタクシーの運ちゃんが数人、タバコをふかしていたので、私も近くの木陰を探して禁断症状を落ち着かせることにした(笑い)。

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ヤシノキ.jpgフィリッピン的と言えばその通りだが:その2:今日はB君とお姉さん、従妹の三人を連れてパラダイスアイランドに行く約束になっていた。まずはホテルで朝食を摂っていると”おばぁちゃんも一緒に連れて行きたい”と言う。もう70歳を過ぎているが泳ぎたいのだそうな!軽い気持ちで”良いよ”と言うと早速、連絡を取っていた。ホテルの前でタクシーを拾い、四人で船着場に向ったが途中で車を止め、ニワトリの丸焼き・ブタの串焼き・ミカン(ポメロ)にマンゴーと、しこたま買い込んだ。お金は私が払ったが、たいした額じゃなし。それは良いのだが、一体誰がこんなに食べるのか?不思議でしょうがなかった。
渡船場に着いて、おばぁちゃんを待っているとタクシーが3台やって来た。降りてきたのは子供も含めて14人、全員B君のところに集まり、楽しそうに話している。結局、私を含めると18人が海水浴場に行く羽目になった!?子供達は嬉しそうに渡し船の中でもはしゃいでいたが、私は”ふところ”が心配でそれどころじゃない(笑い)。幸いクレジットカードを持参していたので、海辺のテーブル3っつを占拠(安いとは言えテーブルチャージがある)。レストランの会計にカードが使えるかどうか確認。使えるのを知って、少し安心したところで、後は下着で海に入る一家をボゥーっと見つめていた。この時の出費が計20,000円弱。以後、現地の人と行動するときは必ず”何人で来るのか?”確認するようになった(笑い)。

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2009年02月01日

快傑ライオン丸:怪人ウミカブロと人食い魚(写真をクリック⇒拡大)

サブタイトル・ウミ.jpgカイジン・ゼンイン.jpg半農半漁の村がデボノバの子分、怪人ウミカブロと、この怪人が妖術を使って魚から変身したトカゲのような怪魚に襲われた。毎日の様に漁師は姿を消し、骨だけが海辺に残されていた。今日も、ウミカブロが姿を現し、その後を追う怪魚は村人の死体を食い尽くしていた。これを知った村人達はパニック状態になるが、勇敢な子供二人は殺された父の仇を討つんだと、必死に止めようとする村の女を振り切り、モリを片手に海辺に向かった。この騒ぎを聞きつけた獅子丸たちが村に向かうと、途中でこの女と出会い、子供を助けようと後を追うが、これを知ったデボノバはウミカブロと忍者どもに待ち伏せを命じ、獅子丸を襲わせた。
シシ・ウマ1.jpgライオン丸に変身して、悪者どもを追い散らした獅子丸は”光り丸(白馬)”に乗って一足先に海辺に辿り着き、子供を探すが、またまたウミカブロと忍者が現れ、戦っているうちに砂の中に作ってあった落とし穴にはまって地下の洞窟に落ちて、気を失っていたが、そこには勇敢な子供も幽閉されていた。後を追ってきた沙織・小助だったが獅子丸が見当たらず、小助の笛で白馬を呼び、獅子丸の居場所を探していると、砂の中に”金シャチの太刀(変身用の太刀)”を見つけるが、待ち構えていた忍者共と”太刀回り”になり、”太刀”を取り戻そうとした小助も地下へ落ちて行った。毒ガスで再び気を失っていた獅子丸と子供に出会った小助は必死に呼びかけ、獅子丸も目を醒ますが、手の届かない所にある”金シャチの太刀”がなければライオン丸に変身出来ず、それを見透かしたように忍者が現れ、襲ってきた。
サ・タチ1.jpgサ・クウチュウ.jpg海辺に一人残された沙織は、村の女を守りながら忍者との大太刀回りとなった。砂浜を走りながら太刀を交えて敵を切り。女をかばいながら岩場から海に飛び込み、海から岩場へ、岩場から空中へ飛び上がり、戦いはいつ果てるとも無く続いた。
洞窟では獅子丸が小助と子供に勇気ずけられ、傷ついた体に鞭打ち、忍者と刃を交え、切り伏せた忍者を土台にして”金シャチの太刀”を手に入れるや、すかさずライオン丸に変身。小助たちを洞窟から助け出し、沙織の助太刀に向かった。海辺には忍者が群がりライオン丸に襲い掛かるが、バッタバッタと切り伏せ、最後はウミカブロとの対決となり、”ライオン飛行切り”で決着を着けると”人食い怪魚”たちも次々に姿を消し、村は再び平和を取り戻した。ゴースン一味を求めて、旅を続ける獅子丸たちが去ってゆく海辺には、あの勇気ある少年と女が、いつまでも獅子丸たちを見送っていた。

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タイアップカット.jpg安藤達己的ロケの思い出:この作品と前作”怪人ギロジー海の落とし穴”は下田市の田牛(とうじ)を拠点に撮影が行われた。今回のラストカットは、典型的な”タイアップカット”で(笑い)、これとタイトルに下田市観光協会がクレジットされるから撮影隊が安く宿泊出来たと言う訳です。こんな素晴らしい釣り場に来ても、テレビ映画では暇が無く、釣りをするなんて云うわけには行きません。兎に角、忙しいんです(本当ですよ)。スタッフが撮影中、山で見つけたビワを、野生だと思って食べてしまい(笑い)、山の持ち主に怒られたから、このロケは六月か七月だったんでしょう。日も長いし、全員同じ所に宿泊しているから、スケジュールは順調にこなせるが、撮影後、スクリプターから今日撮ったフィルムの尺が報告され、それを頭に入れて明日のコンテを考える。使えるフィルムは完成した尺の2,5倍だったと思うけど、フィルムは無駄に使えない。準備が終われば、もう日付が変る時間に近い。
そんなこんなで、楽しみと言えば、コンテを考えながらのイッパイとなる。私は一人、他のスタッフと別の民宿に泊まっていたが、そこの奥さんがシッタカ(小さな巻貝)を岩場から取って来てツマミに出してくれた。私は房総半島で育って、この貝に馴染みがあったから、懐かしいし、美味しかった。ついでにイソッピーと呼ばれる小さなカニも居るかと聞くと、どんなカニかと聞いてきた。詳しく説明すると、この辺でも、長い竹の先からテグスで作った5つの輪を出し、竹の中を通した紐に結び、先端にエサのスルメを付けてテトラポットにそって海中に入れると、カニが、すぐ2・3匹エサに食いつく、そこで紐をキュッと引くと先端の輪が締まり、簡単に取れるそうだ。早速、次の日から、茹でたカニが5・6匹ツマミに加わった(笑い)。
同じ道具を作って、このカニを捕まえ、思い出に耽りながら、イッパイやりたいと思ったが、未だに実現していない!”ライオン丸”の話を書いているうちに、ふと、こんなことを思い出してしまいました。やっぱり”食いしん坊”なのかなぁ、俺って(笑い)。

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