快傑ライオン丸:怪人ギロジー海の落とし穴(写真をクリック⇒拡大)
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姿を見せないゴースンに変ってデボノバが怪人の頭領として登場していたが、今回はその子分にギロジー、又その子分に天狗と鬼、風の2怪人が加わり、益々賑やかになってきた(笑い)。冒頭から獅子丸に合流してゴースン一味に立ち向かおうとする3人の伊賀忍者と、ギロジー達3怪人との派手な”太刀回り”があり、そこを通りかかった獅子丸たちと瀕死の忍者が出会う。これを知ったギロジー達は、小助が獅子丸から離れて、一人で忍者のために水を汲みに来た機会に乗じて小助を拉致、追って来た獅子丸、沙織が見上げると一味は小助をタル詰めにして、断崖から海に投げ落とした。
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獅子丸・沙織は海流に流される小助が入ったタルを追って、邪魔に入る怪人たちと戦い、ドクロ忍者を切り捨てながら、岩場を、波打ち際を走る。左足首の骨折で、立つ事がやっとだった前回の獅子丸と違い、今回から本来の姿に戻って現場に帰ってきた。”吹き替え”なしで刀を振り回し、颯爽と走り回る姿が頼もしい。このエピソードはオールロケの作品で、ロケ地は伊豆下田市の田牛(とうじ)を拠点にした。海辺には砂山、崖、岩場、砂浜、洞窟まであって変化に富み、海も綺麗な青だった。東京周辺の撮影と違って舗装道路や電柱、車の轍を気にせずに撮影出来るのが嬉しい。カメラ位置もロング、アップ、望遠と自由に使い分け、獅子丸と沙織には早い動きと、キレのある太刀回りをして貰った。加えてスピードと変化に富んだカメラワークで颯爽と怪人共をナギ倒す殺陣で小助を救い、大団円となる活劇編だった。
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当然、ライオン丸も広い海辺で怪人どもと太刀を交え、ロングに引いた長いカットで素早く動き回り、逆回転撮影も加えて、忍者物らしさとロケならではの太刀回りを演じてもらった。
怪人ギロジーとの決戦は、ライオン丸も胸の深さまで海に入り、水しぶきを上げながらの果し合いで、ある時は海中に沈み、ある時は空中に飛び出して戦う(トランポリンを使った)殺陣となった。最後は、ライオン丸が水中で切り落としたギロジーの首を砂浜に投げ上げ、爆破して決着をつけた。このシーンは着ぐるみで、水浸しになる撮影だから、俳優さんは衣装が重くなって大変だったろうが、美しい海と海岸風景を存分に取り入れることが出来た。
今回の撮影ほど、俳優さんの健康を有難く感じた作品は無い!2週間前には立っているのがヤットで、歩くことさえ出来なかったのに、短期間で骨折を克服して現場に戻って来た獅子丸の若さに脱帽!(笑い)。
スポーツ紙が取材にやって来た:この作品が9話目だったから、撮影に入った頃は4話目が放映されていた頃だと思う。”今日は新聞の取材班が撮影について回るから、協力して下さい”と制作部が言ってきた。こちらは、邪魔さえされなければ、一向に構わない!テレビ番組の撮影は常に忙しい。快傑ライオン丸は忍者ものだから、場面はドンドン変るし、カット数も多い。撮影中は取材班のいることも忘れて夢中で撮っていた。が、後日:記事を読むと、そのころ既に沙織が発散する健康的な色気が、若い男性を夢中にさせていたんだとかーーー私には、色気がどうのなんて考える余裕は無く(本当だって!)、沙織には”くのいち(女)”忍者らしい機敏さを出してもらう工夫だけをしていたのだが、ケレンミの無い映像が、躍動的な色気に繋がっていたのかも知れませんね。そして更に”撮影隊はこちらに居たかと思えば、あちらに移動、まるで忍者のような素早さだった。”と結んであった。