チビラくん:さよならチビラくん(写真をクリック⇒拡大)
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いい天気に恵まれて、ナンジャーさんが空を見上げるとキラキラ光るもの降り注ぎ、目が開けられない程、痛くなり、農作業に忙しいゴルバとガキンコにも、サッカーをしていたチビラたちにも同じことが起こった上に、折角収穫した野菜もみるみる萎びてしまったんだとさ。目を洗って、どうやら落ち着いた住人たちだったが、今度は温度が急に下がって大雪が降り始め、雪に埋もれた家を飛び出し、避難しようと雪原の中を歩くゴルバとガキンコだったが、天気が回復すると雪はアッという間に消えてしまったんだとさ。
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これで一段落とゴルバとガキンコが家に帰ってみると、温度の急変で家の中はカビだらけ、掃除機を借りにハッタル家に来て見ると、こちらでは機械から火が噴出し、消火活動の真っ最中だったんだとさ。この異変に危機感を持った怪獣星は、パパゴンたち科学者に対策を聞こうと召集をかけ、これに応じたパパゴンが家を出ると急に暗くなったり、川底から溶岩が噴き出したりしていたんだとさ。対策会議の結果は”文明が破壊してしまった怪獣星を救うのは不可能で、この星を脱出する以外に、生き延びる方法はない”と言うことになったんだとさ。これを聞いたゴルバは、この星をメチャメチャにしたのはパパゴンたち科学者だと怒り出すが、ナンジャーさんになだめられ、この危機を”祈り”で何とかしようと家路を急ぎ、一方のパパゴンは移住する星を探し始めるが、以前、何回も行ったことのある地球も汚れ過ぎていてもう住めなくなっていたんだとさ。
地震が頻発するようになった怪獣星には爆発の危機が迫り、パパゴンがやっと移住先のマロー星を見つけた頃、ナンジャーさんに連れられて、いつもの場所に来た子供達は、もう二度と目にすることの無いこの星の思い出にふけっていたんだとさ。一方のゴルバはこの危機を救ってくれるのは、ご先祖様しかないと”お祈り”を始めるが事態は更に急を告げ、ハッタル家ではママゴンとポチポチがトラベルマシンでマロー星に出発、チビラの番になるが、ガキンコとゴルバが心配で、ナンジャーさんを追って表に出てみると、ガキンコの説得でやっと怪獣星を脱出する決心をしたゴルバがやってきて、ギリギリのところでマシンに乗り込んだんだとさ。
マロー星の海辺に着陸したチビラたちは、今、昇ろうとする太陽を見ながら、今度こそ、この美しい星を、何時までも守り続けようと心に誓うのだった。
一年半(78回)に亘って放映された”チビラくん”だったが、これで最終回を迎えた。最後のシーンはどうしても夜明けの海辺で撮りたくて、プロデューサーに相談したところ、予算の関係もあって、伊豆の円谷英二氏の別荘で一泊させて貰った。海辺は岩場で足場が悪く、その上、夜明け前ギリギリの時間を狙ったので、着ぐるみの俳優さんには最後まで大変な思いをさせてしまった。でも、出来上った作品を見て、”苦労が報われた”と納得してもらえたら嬉しいんだけどーーーー皆さ~ん!ありがとう!
オープニングタイトルがない!こんな事が起こるんですね。この最終回の脚本は藤川桂介で監督は私・安藤達巳でした。このシリーズは10分のオビ番組で、”子供が喜べば良い”程度の作品の筈が、メイン脚本家、藤川桂介・若槻文三・上原正三氏たちの力量で、気が付いてみれば、結構、メッセージを含んだエピソードを描くことが出来た。円谷プロで一番の新人だった私が最終回を撮ることになり、藤川氏の感性が、当時、社会問題になり始めていた光化学スモッグ・異常気象をデフォルメした形で怪獣星に起こし、ゴルバの口をかりて”文明”とは何かを問いかける作品になった。
この作品から38年:今の地球は生物に優しい星になったのだろうか?北極の氷は溶け出し、川も海も汚れ、ハリケーンや台風は、地球温暖化の影響から大型化して被害を与えている。今年の夏は、雷と集中豪雨で各地に被害が出た。まるで熱帯地方のスコールが巨大化した様相だった。願わくば:第二の怪獣星にならないことを!
「SAMPLE」ビデオながら見日記さん、最後まで寸評をありがとう!本当に助かりました。