« ダヴァオ紀行:その27 サンタクルス表敬訪問 (写真をクリック⇒拡大) | メイン | 縁日 (写真をクリック⇒拡大) »

ダヴァオ紀行:その28 サンミゲールビール(写真をクリック⇒拡大)

s・イリグチ.jpgサンミゲールと云えば、フィリッピンで90%以上のシェアーを持つビール会社で、国際化の波に乗って、フィリッピン以外の東南アジアにも生産拠点を持つ巨大産業だ。近年、キリンビールが20%の株式を取得して更なる日本進出を狙っている。勿論、フィリッピンのビール会社は他にもある。レッドホースやビアーナビアーだが、そのシェアーから見てもフィリッピンでビールと云えばサンミゲールのことになる。私も、かなりの回数、ダヴァオに出かけているが、サンミゲール以外のビールを飲んだことは一度しかない。ただ、現地の人達はビールグラスに氷を入れて飲んでいるが、私には馴染めない。レストランで無造作にビールを注文すると、生ぬるいビールと氷の入ったグラスが出てくることがある。ご注意を!(笑い)
ここサンタクルスは、年間降雨量に恵まれ、ビール醸造に適した地下水が豊富なことから、サンミゲールの生産拠点となった。それにしても広大な敷地だ。入り口では、正規の警察官とガードマン、合わせて6人がセキュリティチェックに当たっている。私達一行は、市長、市職員、領事から成り、勿論、事前に”工場内見学”の許可を取っていたが、それでもチェックの厳しさは変らなかった。
s・ショチョウ.jpgs・リョウジ・シチョウ.jpg敷地に入ると、手入れの行き届いた緑の芝生と、名も知れぬ熱帯の木々が美しい。一行が大広間に通されると、すぐ、巨大なスクリーンに映像が映され、会社の歴史とキリンビールとの提携を含む現情が説明された。そこに工場長が現れ”型どおり”の挨拶が終わると、こちらからも市長がユーモアに溢れたスピーチで”感謝の意”を伝え、工場内見学の運びとなった。生憎、醸造のビルはメインテナンスのため、機械は止められていて、ビン詰め工場の方を見て回ったが、見事に機械化されていて、人が殆ど見当たらない。ただ、ジャバラのようなビンを動かす機械音とビンが触れ合う音がビル内に響き渡って、会話も交わせない程の騒音だった。が、写真撮影は許されなかった。残念!
これだけの巨大工場でありながら、働いているのは、常時100人位、従って工場内はシーンと静まり返っていた。機械化された近代産業の典型なのだろう。
暑い中を工場見学が終われば、大きなアイスボックスに入った、冷えたビールと心づくしの昼食が用意されていて、会社の職員と取り留めの無い会話を楽しみ、午後2時、ダヴァオへの帰途についた。

にほんブログ村 映画ブログ 映画監督・映画俳優へブログランキングへ左のバナーをクリック:お願いします。


安藤達己的独り言:サンミゲールはフィリッピンの巨大財閥が経営する事業の一つだ。この工場のセキュリティはダヴァオ空港のそれを遥かに超える厳しさだった。空港だって、2キロも手前で全ての車を止めて、軍隊がチェックを行う。考えてみればミンダナオ島は反政府組織(ニューピューピルズアーミー・モロイスラム解放戦線・アブサヤフ)の運動が活発で現地の人でさえ、近づけない所があると聞く。
ダヴァオ特区やサンタクルスは比較的安全で、だからこそ、サンミゲールも、ここに醸造工場を建設したのだろうが、セキュリティには手を抜けない。どこの国でも貧富の格差と宗教の違いが社会不安を引き起こしている。私が帰国してすぐ、秋葉原で信じられないような無差別殺人が起こった。今や、日本の安全神話も音をたてて崩れ始めているのかも知れない。

にほんブログ村 映画ブログ 映画監督・映画俳優へブログランキングへ左のバナーをクリック:お願いします。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://blog.mrsc.jp/mt/mt-tb.cgi/6806

コメントを投稿

管理者の承認を得たコメントから表示されます。表示されるまでしばらくお待ち下さい。

 
 

前の記事:ダヴァオ紀行:その27 サンタクルス表敬訪問 (写真をクリック⇒拡大) by 安藤達己
次の記事:縁日 (写真をクリック⇒拡大) by 安藤達己
ブログのトップ:安藤達己ブログエッセイ-タカを救う会インジャパン