ダヴァオ紀行:その12 領事とダヴァオ桜会 (写真をクリック⇒拡大)
ダヴァオの日本領事館はマグサイサイ通りを一寸入った雑居ビルの三階にある。一人旅の私が、ここに来ていることを知ってもらう為に、表敬訪問するのだが、いつもなら階段下まで列を作っているビザ申請者が一人も居ない。訪問者記帳のノートに名前を書くと直に、ガードマンが領事館内に通じるドアーの前まで案内してくれた。昨年・8月、新しい領事が赴任され、私は面識が有りませんでしたが、Eメールの交換で、私のホームページを知った領事は、すぐに読んでくれたらしく、ラニー共々、初めて執務室に通された。”タカを救う会インジャパン”の活動に興味持った領事は、是非、食事をしながら、話でもしましょうと招待してくれた。
トーレス通りを行くと、洒落たレストランが数軒かたまっている場所がある。その中の一軒が、この店で、経営者は日本人・和食レストランとなっているが、寿司があるかと思えば、キムチと焼肉もあると言った具合でアジアレストランと言った方が似つかわしい。そんなことを言ったって、ここは外国だから、致し方ない。6時の約束だったが10分ばかり早めに行き、店に入ってみると、ノレンがあったり、ウエイトレスはマイカケをしていたりで、これは日本風だった。店の作りも木造で、白い玉砂利を敷いた庭で食事が出来るようになっている。もっとも外の景色が良いわけではないが、夜だから見えない(笑い)。すぐに領事が到着して、先ずは、今まで飲んだことのないサンミゲールの生樽を注文する。領事が推奨するだけあって、これは美味しい。
ダヴァオ桜会の発起人で、ミンダナオ国際大学の教授をしている有田氏が領事の誘いで仲間入りをした。まずは、自己紹介そしてビールの乾杯となり。変な組み合わせではあるが、寿司と焼肉・キムチをつつきながらの雑談となる。皆さん、英語が堪能なので、ラニーも仲間はずれにならずに会話を楽しむ。領事館にビザの申請者が居なかったことを訊ねてみると、ビザの申請は”指定された業者”を通して、マニラの大使館に申請するように変更され、ダヴァオ領事館では受け付けていないと言うことだった。私は、これまでダヴァオ在住の日本人との交流が無かったので、有田さんとの話から、大学を卒業しても、やはり就職が難しい話や、日本人のボランテアー団体が有田さんに協力していることを始めて知った。
日本・フィリッピンボランテアー協会と言う、網代氏が主催する団体は、ミンダナオ国際大学の建設に大変な協力をして来た上に、この大学の卒業生が、有望な事業計画をもっていれば、資金援助の手助け迄していると言うことだ。有田さんの話から、私達と同じ志で発展途上国に、大きな援助の手を差し伸べている仲間がいることを知って、ほっとするような、心強いような気がしました。個人でアジアの国々に、援助をするような日本人が増えてくれば、アジアの人たちが、先進国・日本を見る目も少しは変わってくるんでしょうがーーーー
何と、領事の奥さんも同席してくれた。領事はイタリア赴任の期間が長く、オペラ・ワインの話に、ウンチクを傾け。”安藤さん、是非イタリアに行きましょう。”と誘われたあたりで、生ビールの樽が空となり、オーストラリアワインのボトルが運ばれてきた。奥さんは大変な才媛で、英語も領事より、はるかに上手く、英語のスピーチ原稿は、いつも奥さんが手を入れるとのことだ。思わず笑ってしまったのは、こうして出来上がった英語のスピーチを領事が始めると、出席している日本人の間に、ざわめきとひそひそ話しが起こり、ちっとも聞いていないように思えたと言う話だった。外国に滞在していても、日本人の英語下手は変わらないようで、領事のパーテーに出席するような”日本企業のお偉いさんは、外国に行っても日本語で用が足りるんでしょうね。(笑い)”とこんな話を聞いたり、問われるままに、監督当時の思い出話をするやらで、アッと言う間に、夜も10時。ご夫婦にお礼を申し上げ、後は有田さんにお任せして、タクシーに乗り込んだのでした。
安藤達己的独り言:今日は朝から、昨日が投票日だった参院選・自民党惨敗の特集番組のオンパレードだ!この3年間、年寄りを狙い撃ちした増税は物凄かった。政府は涼しい顔で、税収が上がったのを自慢するが、これだけ増税すれば、あったり前だろうが!私のような自営業で青色申告をしている65歳以上は、まず、老齢者控除が撤廃され(我が家は、夫婦で100万円課税所得が増えることになる)。青色申告控除が40万円から10万円に減らされた。定率減税がついに0%。
三位一体の改革で、所得減税分が地方税になり、税額としては同じだと、政権政党は言うけれど、地方税が増えれば、健康保険料が高くなり、介護保険も増える。ぁ~あ、老後の生活なんて、出来っこない国民年金なるものを作り上げ、それを頼りにしなければならない国民はどうすればいいの?どの政党が勝っても良いけど、この無慈悲な不条理を何とかしてくれい!