ダヴァオ紀行:その10 ダヴァオ市 (写真をクリック⇒拡大)
ダヴァオ市は、マニラから飛行機で1時間半、かなり離れている上に、ミンダナオ島の最南端に位置しているので、国内第二の人口(120万人)を抱える巨大な市でありながら、あまり知られていないし、開発も遅れてきた。その一番大きな理由は宗教の違いが、中央政府との軋轢を生んで、問題を起こし続けたことにある。フィリッピン全体では90%の人がクリスチャン(殆どカソリック)なのに、ここミンダナオ島では30%が回教徒だ。回教徒の人たちは、フィリッピンからの独立を求めて対立してきた。ラモス政権(8年前)の時に、この問題は決着したことになってはいるが宗教問題はご存知のように、簡単に解決しない。これに貧困が加わって反政府組織(モロ・イスラム解放戦線:アブサヤフ:ニューピュープルズアーミー)がこの島の治安に影を落としている。
空港から約15キロ道幅も広い道路を走ると、突然、渋滞が始まり商店も密集してくる。広いダヴァオ市の中でこの一角だけが都会の顔をみせる。ホテルに落ち着くと、まずお金を現地通貨のペソに換えなければならない。普通の海外旅行なら、空港内か市中の銀行で換金するが、ここではブラックマーケットと呼ばれる場所でペソを買う。銀行より交換レートが良いからだ。この写真がそうなのだが、一見したところ洋服や靴を売っている店にしか見えない。だがこの一角にある店は全部・換金ビジネスが主な業務だ。
私も毎回、ここの世話になるが、たかだか10万円(現在1万円が4千ペソ位)を換金しただけでも、店を出る前に友人に頼んでタクシーをつかまえ、店の前に来たのを確認して、素早くタクシーに乗り込み、すぐ発車してもらう。この位、気を付けていないと、どんな事故に合うか分からない。この国は銃が合法的に持てるのだ!いくら親しい友達の前でも、無造作に大金(日本円で5万円は立派な大金です)を見せるのは盗んでください。と言っているのと同じことだ。
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ごちゃごちゃした街中を歩いてみると質屋(Pawn-shop)がやたらに目に付く、日本のように消費者金融とゆう商売が成り立たない。銀行預金がある人もせいぜい10%程度、第一、銀行は個人になんかお金を貸してくれない。こうゆうわけだから質屋が庶民にとって大切な金融機関になっている。質ぐさは、携帯電話や貴金属が多いが、テレビ、炊飯器、ミシンとなんでも、それなりにお金を貸してくれるそうだ。まだ早朝で準備は出来てないが、お食事処(Eatery)は、家庭料理を三品位、ナベのまま、入り口のカウンターに並べ、客はフタを空けて中を確認して注文する。たいてい70~80円で昼食がとれる。勿論、夕食でも構わないのだがーーサリサリストアー(Sary sary store)と呼ばれる小さな、小さなコンビニみたいなとゆうか、駄菓子屋みたいな感じのお店で、売れ筋のものはたいてい置いてある。こんな店がやたらにあって、ひと事ながら売り上げが気になる。まぁー何もしないより、”まし”なのかも知れませんがーー
ここにある写真を見ながら、熱帯地方にある、発展途上国の町:ダヴァオを想像してみて下さい!